納豆にからしがついている理由や効果を知っていますか?
わたしは朝は必ず納豆を食べているのですが、「どうしてからしがついてるんだろう」と不思議でした。
豆の味を引き立てるためだけについているのか、体にいい影響があるのか。
そこで、納豆に辛子の理由と効果について詳しく調べてみました。
同じく「からしがついているのはなぜ」と疑問を持っている方は、ぜひご覧くださいね♪
納豆にからしがついている理由は?いつから?
納豆にからしがついているのは、実は昔の製法のなごりからなんです。
古くは納豆は平安時代から食べられていて、昭和になっても今ほど製造・冷蔵技術が発達していませんでした。
納豆は10度以上だと発酵が進みすぎて、臭いがきつい状態になってしまいます。
そんな中「からしを入れるとアンモニア臭が気にならなくなる」という発見があり、1960年代から辛子がタレと一緒に販売されるように。
※当時は練りからしではなく、粉からし紙に包まれていたんだとか。
豆の味を引き立てるというより、品質を保つための工夫だったんですね!
からしをつけたことで売り上げが上がった会社もあります。
納豆×からし効果がすごい!
納豆とからしの相乗効果は、味覚のメリットが大きいです。
からしの辛み成分であるアリルイソチオシアネートは唾液の分泌を促し、食欲を増進させます。
食欲がない時でもからしを入れると、食が進むということも。
また、納豆の風味を爽やかにする効果もあり、薬味であるネギとの相性もぴったりです。
からし単体でもこんな好影響があります。
◎食中毒の予防
殺菌作用や細菌の増殖を抑える効果があり、食中毒を防ぎます。
◎疲労回復
豚肉にも含まれるビタミンB1、B2が入っているので、疲労回復に役立ちます。
◎高血圧の改善
からしに含まれるカリウムがナトリウムを排出するので、血圧を下げる効果があります。
一方、納豆にも人間が健康を維持するために必要不可欠な栄養素が多く揃っています。
納豆についてくるからしは少量なので、栄養面での効果は実感しにくいかもしれませんが、からしが納豆をサポートすると考えると良いですね!
納豆のからしの賞味期限は?期限切れはどうする?
「納豆のからしの賞味期限は納豆と同じ」とメーカーが回答しています。
たとえ期限切れになっても、冷蔵庫で保管していれば1ヶ月ほどは風味を損なうことはなく使用できるようですが、なるべく早く使ってしまいたいものですね。
いつも余る!納豆のからし活用方法を紹介
余ったからしはどうしているのか、みなさんの活用方法をTwitterで調べました。
・春巻きやしゅうまい、豚まんなどの中華料理に付ける
・おでんに使う
・冷やし中華やあんかけ焼きそばに使う
・からしマヨネーズやからし和え物にする
・サンドイッチに使う
余ったものを捨ててしまう人もいるようですが、からしは色々な料理に利用できます。
クチコミのようにお弁当に入れてみたり、からしマヨネーズにして茹でた野菜と一緒にサラダにしたりと幅広く使えますね!
からし和えは、からし2袋に醤油小さじ1入れて野菜と和えれば完成なので、とても簡単ですよ。
また、からしマヨネーズは「マヨネーズ大さじ1に対して、からしは1~2袋」と混ぜるだけなので、こちらも手軽に出来ますね。
余ったからしはおでんに活用してましたが、ひと手間加えるとバリエーションが広まります。
納豆のからし効果と理由 まとめ
納豆のからしは、製造や冷蔵技術が発達してないから発明された組み合わせでした。
また、からしは単体でも味覚への影響が大きく、食欲増進にはかかせない薬味です。
納豆のようにクセの強い食べ物は、からしですっきりと食べるのも良しですね。