劇場版の昼顔が好きすぎて、Amazonプライムビデオでもう3回はリピートしています(;´∀`)
そんな昼顔には、振り返りたい名言やセリフが沢山ありました。
個人的にはカフェの女性店員(田尻絹江)の
「女はね、自分の出来なかったことをやった女が一番きらいなの」
が心に残りました。
そうかな~?と思いつつ、うんでもそうかも。色んな意味にとれるな……
なんて考えてしまいました。
昼顔には、噛めばかむほど味の出てくるセリフがいっぱいです。
【映画】昼顔の忘れられない名言
登場人物ごとに印象に残ったセリフをまとめました。
木下紗和(上戸彩)
- 神さまは私を試していたのでしょうか
- いっそあの人も死んでしまえばいいのに、そうすれば会いたいなんて思わずにすむのに
- 抱きあわないからこそ、高まる熱を楽しんでいたのかもしれません
- 私たち、ただ蛍を見てただけなんです
- 神さま、あの人を私にください
- 自分が裏切ったことあると、相手のこと信じられないのよ
- 私幸せになろうなんて思ってません。ただ一日も長く彼と一緒にいたいんです
- 神さま、あなたはまた私を強くしました
紗和のセリフは女の怖さを感じるものが多かったです。
ドラマではまだ行動にブレーキがかかっていたのに、映画ではセリフから北野先生への思いがどうしても止められない様子が伺えます。
「愛しているからこそ、いっそ死んでほしい」
皮肉にも悲劇の結末を予想させる言葉でしたね。
セリフの中には無意識に乃里子を挑発するものもあって、紗和ちゃん……(´・ω・`)って感じになりました。
北野祐一郎(斎藤工)
- そこに大事な人がいれば、どこだって都です
- きれいに別れられた君にね僕の気持ちなんて分からないよ
- 生き物は皆そうです
- 紗和が好きなんだ
紗和に比べて名言といえるセリフは少ない印象。
映画での北野先生は、女性陣に終始おされ気味だったのかもしれません。
ただ、最後の最後「紗和が好きなんだ」は、紗和が一生聞くことのない言葉だと思うと切なくなりました。
北野乃里子(伊藤歩)
- 純愛ごっこのつもり?
- ここで、私の目の前で結ばれなさい
- 結局わたしが悪者になってる。なにも悪いことしてないのに
- 夫が嘘をついてる、誰かに会ってる、愛するものを奪われる苦しみ
- まだ北野先生って呼んでるの?そういうとこ男はたまんないんでしょうね
- 離婚しても祐一郎って呼んでいい?
被害者なのに怖い乃里子。
「結局わたしが悪者……」には、そうだよねぇと共感しちゃいました。
でも乃里子って強く見えちゃうので、紗和を応援しちゃうんですよね。
あとセリフはなかったけど、ホテルでテレビを見ながら水を飲もうとしたシーンが印象的でした。
あのワンシーンで、乃里子の苦しさが垣間見えた気がします。
カフェのオーナー、従業員(平山浩行・黒沢あすか・荻原みのり)
- 不倫ってさ、恋じゃないっしょ
- お前たちが楽しんでる裏で、全てを失う人間がいるってことだよ
- よく分かんないけど、紗和には似おうてるね
- 女はね、自分の出来なかったことをやった女が一番きらいなの
カフェの面々がまた良い味出してるんですよね。
オーナーや従業員の女性2人は世間の声を代弁してるように思えました。
監督の西谷さんによると、オーナーは紗和の元夫の亡霊として登場させたそうです。
不倫された側の痛みを突きつける役割があったんでしょうね。
最後に
昼顔の名言を書きだしてみると、ああこういうこと言ってたんだとあらためて感じることが出来ました。
紗和の印象的なセリフが多くて、逆に北野先生のセリフが少ないのも発見!
昼顔は女性の情念を感じさせる言葉が多いです。
でもそれを演出・演者・曲で美しく見せているので流石だな~と思いました。