お家で食べるいちごは洗わないより、洗ったほうが安心です。
洗うことで農薬だけでなく、土や虫を落とすことができます。
そこで本記事では更に深掘りし、
・イチゴ狩りやケーキ屋さんでは洗わない?
・おすすめの洗い方
について詳しく解説します。
いちごを洗わないで食べるデメリット
いちごを洗わずに食べる場合、気になるのは
- 農薬
- 土などの汚れ
の2点です。
「いちご狩りでそのまま食べられるんだから、農薬は使っていないんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんね。
とはいえ、いちごが赤く熟すまで虫にかじられることもなく大きく育つには、農薬の散布が必要です。
市販のもので無農薬栽培のいちごも無いことはないのですが、栽培が難しく、取り組んでいる農家さんはあまり多くありません。
とはいえ、農薬の使用量は国で基準が決められています。
たとえ洗わなくても実は問題ないんです。
ただし、毎回洗わないとなると農薬をそのぶん摂取することになるので、心配な方は洗ったほうがいいですね。
また、スーパーで販売されているいちごは栽培方法によって、土などの汚れや小さな虫がついていることもあります。
それだけでなく、消費者の手に渡るまでの間に色んな人が触れている可能性があるので、洗った方が衛生面でも安心です。
ケーキ屋さんはいちごを洗わない?
いちごは洗ったそばから劣化が始まるので、劣化を避けるためケーキ屋さんではいちごを洗わないことが主流となっています。
もし、ケーキ屋さんで洗ったいちごを使用していたら、みなさんがイメージする見た目のショートケーキにはならず、もっと水分を含んだ味や見た目になってしまうでしょう。
しかし、だからと言って納品されたものをそのままケーキにのせるわけでもありません。
このあたりはお店によって対応が異なりますが、「固く絞った布巾で表面を拭いていた」というパティシエさんの話を聞いたことがあります。
洗ってなくても拭くのなら衛生面でも少しは安心ですね。
また、現在では水で洗わなくても、洗浄や消毒ができる専用の薬品もあるようです。
いちごのおすすめの洗い方
念のため農薬や汚れを落とすため、市販のいちごは洗いましょう。
いちごを洗う際はヘタをつけたままの状態で、食べる直前に洗います。
(ヘタを洗う前にとってしまうと水っぽい感じになるだけでなく、せっかくのビタミンCも流れ出てしまいます。)
ただし、洗った後は水分をふき取っても時間をおくと劣化が進んでしまいますので、早めに食べきりましょう。
また、より衛生的な食べ方として塩水洗いをする人もいるようですが、浸透圧の関係で逆にいちごの果肉の中に農薬や汚れが入ってしまう可能性があります。
特別なことをしなくてもボウルにたっぷりと水をためて、そこにいちごをくぐらせるだけでも十分な汚れが取れます。
いちごの保存方法
いちごは常温でも保存できますが、寒い部屋でも1~2日ほどで傷んでしまいます。
美味しく保存しておくには、冷蔵保存がベスト。
ただし冷蔵保存する場合にも、いくつか注意が必要です。
すぐに食べるのでなければ、ヘタをとってはいけません。洗ってからの保存もNGです。
また、重なった部分がある場合は、いちごが潰れないようパックのままではなく別容器に移して重ならないようにしましょう。
そして乾燥を防ぐためラップをするか、タッパーなどに入れてしっかりとフタをします。
冷蔵保存の場合は、保存期間の目安は1週間ほどです。
もし「1週間では消費できそうにない!」という方がいれば、冷凍保存しましょう。
水でよく洗ったら布巾やキッチンペーパーで水気をふき取ります。
ヘタを取ったらフリーザーバッグに重ならないように入れて冷凍しましょう。
砂糖をまぶして冷凍すると、表面の傷みが軽減されます。
保存期間の目安は1ヶ月ほどです。
冷凍したいちごの食感は生のいちごとは異なるので、半解凍状態でシャーベットとして食べたり、ヨーグルトにトッピングすると美味しいですよ。
まとめ
いちごは洗った方が安心なフルーツだということが分かりました。
農薬や土や虫などを落とすため、サッとでも水で洗いましょう。
また、塩水を使わず普通の水で洗うだけでも気になる汚れは落とせますので、食べる前に洗うことを徹底したいですね。