「クリスマスはどんな料理がいいかな~?」と考えていたら思いつきました。
ローストビーフ!
実は私…ローストビーフを今まで作ったことがないんですよね。外食した時にローストビーフ星で食べるくらいです。あとはスーパーのお惣菜のやつを買うとか。
で、自分で作ろうと思った時に一番不安に思ったのが
「中が生だったらどうしよう」「もとから生っぽいからちゃんと火が通っているか見分け方が分からない」
せっかく特別な日の料理なのに、食べて食中毒になんてなったら目も当てられません。
そこで、ローストビーフの生焼けの見た目&食べてもOKな状態について調べてみました。
ローストビーフの生焼けの見分け方!
ローストビーフの生焼けかどうかを見分ける前に、実はローストビーフは生焼けでも食べれるという事をご存じですか?
豚肉や鶏肉と違って、牛肉は肉の内側に菌がいないため、外側をしっかり焼けば問題ありません。
とはいえ、生焼けのものは食べたくないし、万が一なにかあったら…と思いますよね。
「やっぱりローストビーフにはきちんと火を通したい!」という事で、生焼けかどうかの見分け方を解説します。
ローストビーフの中の温度
生焼けならば中が冷たいですよね。
中心部に鉄串を刺して約10~15秒後に抜いて、唇に当ててみると中に火が通っているのかが分かります。
鉄串が冷たければ中に火が通ってません。逆に温かければ火の通りはOK!
正確な温度が知りたければ、温度計を使って確認する方法もあります。
確実に火が通っているのかが分かる方法ですが、温度計を購入する必要あり!鉄串のように自分の唇に当てて確認しなくていいので、火傷の心配もないですね。
(※補足)
ローストビーフの最適の中心温度は 54°から57°、 レアからミディアムレアの間でロゼの状態ですね。 60°になるとミディアムですから、ローストビーフにはちょっと火が通りすぎとなります。 ロゼは血が固まらずタンパク質だけが固まった状態で、一番肉が柔らかいんです。
ローストビーフの肉汁の色で判断
肉汁の色で判断する方法もあります。
血のように真っ赤なら火が通ってません。逆に透明や薄い赤色なら火が通ってるんです。
肉汁での判断は竹串やつまようじで判断できるので、鉄串がない人でも判断できます。
判断する上で大事なのは冷めてから行うこと!
ローストビーフは余熱で火を通す料理なので、調理してすぐだと中まで火が通っておらず血のような真っ赤な色になります。
正しく判断するためには『冷めてから』が鉄則。
ローストビーフが生焼けになる原因は?
レシピ通りに調理しても生焼けになる場合があります。
どうしてでしょうか、原因を見ていきましょう。
冷蔵庫から出してすぐに調理した
冷蔵庫から出してすぐの冷たい牛肉だと火が通りにくく、中までなかなか熱が伝わりません。
表面を見ると火が通っていそうな色なのに、実際は中まで全く火が通ってないことがあります 。
冷蔵庫から出したら、30分程度は常温の部屋に置いて調理しましょう。
余熱を利用しなかった
余熱の時間を十分に取らなかった場合も、生焼けになります。
ローストビーフは余熱を利用する料理なので、湯煎やオーブンどちらでもしっかりと余熱で中まで火を入れましょう。
冷めるまでが目安です!
ローストビーフの生焼けを食べてしまって、食中毒の症状が出たら病院へ
牛肉は豚や鶏と違って表面さえきちんと焼けていれば、食中毒の心配はありません。
しかし万が一、腹痛や腹痛などの症状が出てしまったら、すぐに病院に行きましょう。
病院に行った際には、ローストビーフを食べたことを伝えると診察がスムーズです。
ローストビーフを生焼けにしないためのポイント
ローストビーフ生焼けにしないためのポイントは
- 牛肉を常温に戻す
- 余熱を利用する
の2点です。
牛肉を常温に戻す時間は最低でも30分、冬なら1時間は置きたいところです。また、余熱の利用は忘れがちなんですが、ローストビーフを成功させるためのポイントなので忘れないで行いましょう。
ローストビーフが生焼けだった時の対処法!
中まで火が通っていないと「どうすればいいの?」と思ってしまいますよね。
再加熱してもいいのか、再加熱すると肉が固くなったりしないのか、気になります。
ローストビーフが生焼けだった場合でも、再加熱は可能です!
肉に二重にラップを巻いて ジップロックなどの袋に入れます。沸騰して火を止めたお湯に入れ、15分ほど放置。
その際はフタをしてくださいね。
そしてフタを開けて更に5分ほど放っておきます。最後はお湯から出して、余熱で火を通すようにしてくださいね。
また、蒸し焼きにする方法もあります。
弱火でフタをしてじっくりとお肉を焼いていきましょう。10分程度焼いたら火を止め、お皿に移しこちらも冷めるまで置いておきましょう。
安心してローストビーフを食べるために
ローストビーフはイベント事やちょっとした記念日に食べたい豪華な料理です。
でもせっかくのローストビーフが生焼けかどうかわからなかったら「食べてもいいの?」と、迷ってしまいますよね。
他の人にも振る舞うことが多い料理ですから、中までしっかりと火を通したいものです。