今回はパサついた鮭の切り身についてお伝えしていきます。
1年中手に入る鮭の切り身。毎日の食卓の強い味方ですよね。
焼くだけで食事のメインになってくれるので、とっても助かる食材です。
でも、家で魚を鮭を焼くと水分がほとんどないパサパサな仕上がりになったことありませんか?
ボソボソとした食感で、がっかりしてしまいます。
・パサついた鮭を復活させる方法はあるの?
・鮭をふっくらと焼き上げるポイント
パサついた鮭のリメイク方法も紹介しています。難しいテクニックは一切ありません!
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
なぜ鮭の切り身がパサパサになるの?
鮭がパサパサになるのは、火が入り過ぎてしまったからです。
身の温度が70℃以上になると魚のタンパク質の凝固が起こり、水分や脂が抜けてしまいます。
特に、厚みのある切り身はよく焼く必要があるのでパサパサになりやすいんです。
また、焼く前の状態もパサパサになる原因に。
お店で冷凍→解凍を経たものは鮮度が落ちやすく、表面に氷が残っている場合もあります。
その状態では焼くのに時間がかかるだけでなく魚の水分がどんどん蒸発していくので、表面が焦げて中はパサパサということになってしまうんです。
ふっくらした鮭にする4つの方法
鮭の切り身をふっくらした焼き魚に仕上げるには、ちょっとしたコツがあります。
①強火で焼かない
切り身の中心部を70℃以下にキープすれば、中までふっくらと仕上げることができます。
強火で表面に焼き目をつけたら、あとは弱火でじっくり火を入れるといいでしょう。
②あまりひっくり返さない
焼き加減が気になって何度もひっくり返したくなるかもしれませんが、これもおすすめできません。
繰り返しひっくり返すと、身がどんどん崩れてしまいます。
身が崩れると中に閉じ込めていた脂分や旨みが逃げてしまうんです。
③油を使う
焼き魚に油⁉︎と思うかもしれません。
焼く前の鮭に、薄く油を塗っておけば膜の役割をしてくれます。
水分が逃げるのを防いでくれますよ。
塩焼きにはサラダ油を、洋風にしたいときはオリーブオイル、中華風にはごま油と、焼き魚のバリエーションにも一役買ってくれます。
④ムニエルにする
小麦粉をつけてムニエルにしてしまうのも、ひとつの方法です。
小麦粉には旨味や水分を閉じ込める働きがあります。
パサパサしがちな鮭の切り身も、しっとりとした仕上がりになりますよ。
パサパサになった鮭を復活!アレンジ方法
パサパサになった鮭は水分や脂が抜けている状態なので、切り身のまま復活させるのは難しいんです。
料理酒を振りかけて再び加熱する方法もありますが、それでもパサつきが気になる場合がほとんど。
「どうしてもパサパサしてしまう…」そんな時はアレンジしてみましょう。
鮭フレークにアレンジすれば活用シーンは無限大です。切り身をフォークでほぐすと簡単鮭フレークの完成。
混ぜご飯やお茶漬け、パスタにサラダ、おつまみまで和洋問わず使えるので便利ですよ。
パサついた切り身をざっくり切ってシチューやスープ、味噌汁に加えてもいいですね。
また、お弁当の鮭は少しパサついた方が最適だったりします。翌日のお弁当に入れてしまうのもおすすめです。
まとめ
・強火で表面に焼き目をつけたら、弱火で中まで火を入れる
・焼いている最中は、ひっくり返したり動かしたりしない
・油を薄く塗ってから焼けば、美味しさを中に閉じ込めることができる
・パサついた鮭は、鮭フレークやシチューにアレンジ
パサパサにならない方法はとっても簡単です。コツを掴めばふっくら美味しい焼き魚が作れますよ。
毎日の食卓にぜひ美味しい鮭の切り身を添えてくださいね。