今回は糖質制限のデメリットを中心にお伝えしていきます。
糖質制限は、自由度が高くストレスになりにくいため人気のダイエット方法です。
コンビニでは「糖質制限食品」「ロカボ食品」だけでワンコーナーもうけられていることも!
簡単なダイエット方法な一方、勘違いや思い込みで思わぬ落とし穴にはまってしまう人がいるのも事実です。
・糖質制限中の目安摂取量はどれくらい?
・糖質制限のデメリット6つ
糖質制限ダイエットの効果を高めるポイントも紹介しています。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
糖質制限とは?
糖質制限は糖質を含む食材以外の食事量を減らさずに取り組めるので、続けられるダイエット方法としてポピュラーになってきました。
糖質制限はいたってシンプル!
糖質が多く含まれるご飯やパン、麺といった主食、甘いもの(糖類)はなるべく抑え、タンパク質や脂質、野菜はしっかりと食べます。
糖質制限中の1日の糖質摂取目安量70〜130gほどです。
日本人の炭水化物の標準摂取量250〜325gなので、70gだと相当厳しい糖質制限となります。
始めるには、1日130gほどの緩やかな糖質制限からスタートするといいでしょう。
ちなみにご飯一膳分(150g)の糖質は55.2gですよ!
最近は、糖質オフをうたい文句にした食品も多く売り出されています。
私も晩酌用のビールを「糖質オフの第3のビール」に変えました。小さなところから変えていくと、続けやすいですよ。
糖質制限6つのデメリット
糖質制限は糖質の摂取量に気をつかえば、しっかり食事を摂ることができるダイエット方法です。
ひもじい思いをしなくていいので人気のダイエット方法ですが、デメリットもあるんです。
①どんどんストイックになってしまう
糖質制限は「糖質を絶対に避けなければ」と考えられがち。
むしろ逆で、ある程度の糖質は最低限とる必要があります。
避けようという気持ちが強くなりノイローゼになることも。リタイアを防ぐためにも、いきなり極端な制限はしないようにしましょう。
②エネルギー不足に陥る
エネルギー源となる糖質を抑えるため、たんぱく質や脂質は多めに補う必要があります。
ところが炭水化物を減らして、おかずの量はそのままという人がちらほら。特に女性はこの傾向が強いと言えます。
食事量が減るとエネルギー不足になり、筋肉が落ちる原因になります。基礎代謝も落ち痩せにくい体になってしまいます!
糖質制限中はタンパク質を意識的にとるようにしましょう。
プロテインを補助的に取りいれるのもいいですね。
③ダイエット効果がすぐ出るとは限らない
ご飯など主食を沢山食べたり、甘いものが好きな人は糖質制限ダイエットの効果が出やすいと言われています。
もともと炭水化物やスイーツなどを食べる習慣がついている人にとっては、ぴったりのダイエット方法です。
一方で、揚げ物など脂質の摂りすぎで肥満の人は、糖質の量を制限してもすぐには効果が出づらい傾向があります。
④低血糖症になる
ハードな糖質制限を行うと低血糖症に繋がります。
糖質の一種であるブドウ糖は脳の重要な栄養分です。
ブドウ糖が不足すると低血糖状態となり、頭痛・眠気・冷や汗・めまいといった症状が急激に現れることも。
低血糖状態があらわれたら、ラムネを口にするといいでしょう。
⑤便秘になる
炭水化物とは食物繊維+糖質のことです。
ですから炭水化物の量を抑えると食物繊維も自動的に摂取量が減ります。
食物繊維の摂取不足は便秘の原因に!
炭水化物を減らすのなら野菜を積極的にとり、水分を意識的にとるようにしましょう。
⑥口臭や体臭の原因
厳しい糖質制限ダイエットをする人に起こりがちなのが口臭、体臭の変化です。
糖質によるエネルギー供給がないと、体は脂肪をエネルギーに変えようとします。
その際、生み出されるケトン体という物質が血中に増えると、甘酸っぱい体臭や除光液のような口臭を発生させます。
糖質制限をするうえで気をつけたいポイント
糖質は人間にとってエネルギー源となる重要な栄養素ということは忘れてはいけません。
糖質制限ダイエット中もエネルギー源を確保する必要があります。
タンパク質(肉類・魚類・大豆類)、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維は積極的にとるようにしましょう。
ダイエットの敵と考えられがちな、バターやラードなどの脂類も取り入れてOKですよ!
一方で、おかずはどれだけ食べても大丈夫!と考えるのも危険です。
おかずを多くしすぎて「カロリーオーバーになってしまった」と、ならないように節度ある食べ方をしましょう。
まとめ
・いきなり極端な糖質制限をすると離脱の原因になる
・低血糖症や便秘が引き起こされることも
・食事量を減らしすぎず、タンパク質などで栄養素を補うようにする
糖質制限中も毎食しっかり食べて、続けることが大事です。
体の代謝そのものにアプローチしていくので、単発ではあまり効果はありません。
すぐに結果が出なくても焦らず、中長期的に行っていけるといいですね。