高級食材のうなぎ。
スタミナがつく魚として知られており、丑の日に食べる方も多いのではないでしょうか。
せっかくのうなぎですから「赤ちゃんにもあげたい」と思っちゃいますよね。
でも、赤ちゃんは食べていいのか、悩んでしまうところ。
そこで今回は、
・うなぎを与える時の注意点
・うなぎを食べると寝ない!?
・食べさせる時のポイント
について詳しく解説します。
うなぎはいつから食べていい?
うなぎについて幼児食の本を調べてみると「1歳代は×、2歳代は〇」と表記している本もあれば、「離乳食を完全に卒業するまではあげてはいけません」というように、本によっても違いがあることが分かりました。
そして、知り合いのお母さん方に「初めて子供にうなぎを食べさせた年齢」を聞いても家庭によってうなぎデビューの時期はそれぞれでした。
ただ、集計してみると一番多かったのが、「2歳くらいから」「離乳食卒業してから」という意見。
これらを踏まえるとうなぎを食べさせる時期は、消化器官が発達し小骨を噛めるようになる2歳以上が目安になります。
うなぎを与える時の3つの注意点
①うなぎの小骨
大人はあまり気にすることなく噛み砕く事ができますが、子供はそうはいきません。
噛む力がついてきたといっても、ちょっとした小骨でも喉に刺さったり、喉に詰まらせてしまうことがあります。
出来る限り小骨を取り除いてあげてください。
また、うなぎの尻尾部分は比較的小骨が少ない部位と言われています。
子どもにうなぎを食べさせる時は、尻尾のほうがおすすめですよ。
②味が濃い
うなぎといえば、蒲焼が代表的ですね。
あの甘辛くて濃い目の味付けが更にうなぎを美味しくしてくれるのですが…
この蒲焼のタレ、実はカロリーや塩分が高いんです。
100gあたりが約160kcalですから、おにぎり1個分のカロリーに相当します。
また、塩分に関しては1匹分で約2gの塩分が含まれているんです。
甘辛いタレは糖分と塩分が多く味が濃いので、子どもに食べさせる時には注意したいですね。
③アレルギー
ごく稀にですが、うなぎでアレルギー反応が出ることがあります
発疹で顔が赤くなる、唇などの粘膜が腫れあがる、呼吸が苦しくなるといった症状が見られたらうなぎアレルギーである可能性が大きいです。
万が一の時のために、初めてうなぎを食べさせる時は、病院が空いている平日の日中だと安心ですね。
また、うなぎにアレルギーを持つ場合は、穴子やハモにも反応すると言われています。
子供がうなぎを食べると寝ないって本当?
周りのお母さん方から、「うなぎを食べた日はなかなか寝てくれなかった」という話をチラホラ聞いたことがあります。
しかし、実際は〝うなぎを食べることによって眠れなくなる〟という研究結果はありません。
スタミナがつくイメージがあるから、「眠れない」という噂が出てきたのかもしれないですね。
むしろ、うなぎは栄養抜群の食べ物なので、せっかくなら子どもにもあげたいですよね。
うなぎは疲労回復に役立つビタミンB2やタンパク質などを豊富に含んでおり、更に食欲不振や夏バテを防ぐ滋養強壮食品とされています。
栄養士さんも夏バテ対策におすすめしているくらい、栄養価が高い食べ物なんです。
うなぎを食べさせる時の3つのポイント
・蒲焼きよりも白焼き
・小骨は取り除く
アレルギーが心配なので、少量ずつ食べさせましょう。
また、初めは蒲焼ではなく白焼きがおすすめです。
蒲焼の場合は、うなぎ自体を温めてからもともと付いているタレをキッチンペーパーなどで軽くぬぐう、もしくは付属のタレはかけないといった工夫をすると濃い味がやわらぎます。
そして、出来るだけ小骨は、取り除いてあげて下さい。
大人でもうなぎの骨は、たまに喉に刺さる事があります。
あんなに小さい骨なのに刺さると痛いですよね。小さい子供の喉に刺さったら大変です。
骨を取れるだけ取り除いたら、あとはうなぎを細かく刻みます。
ご飯と混ぜて、ひつまぶしのような形にしても良いですね。
うなぎ以外のおすすめの食べ物
それでも不安な時は、土曜丑の日にはうなぎ以外にも昔から食べられているものがあるので、そちらを食べさせてはいかがでしょうか。
もともと土曜丑の日に食べるのは、うなぎと決まっていたわけではありません。
「〝う〟のつく食べ物で夏バテ予防を」と、昔から言い伝えられてきました。
梅干し…食欲増進や疲労回復が期待できる
うどん…食欲がなくても食べやすく、消化が良い
これらの食べ物にも夏に良いとされている理由がちゃんとあります。
瓜とうどんは、うなぎより子どもが食べやすいものですね。
まとめ
「うなぎはいつから食べられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・うなぎの小骨、味の濃さ、アレルギーに気をつけてあげよう
・うなぎを食べることと、寝ないことは直接的な関係はない
・食べさせる時は少量ずつ与えよう
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