食後にウトウトと眠くなることがあります。
昼寝をするとすっきりするのですが、ダイエットの観点からはどうなんでしょうか。
「昼寝をやめたら痩せた」といったものから、「昼寝をすると体重が減る」「食欲がなくなる」など色々な意見があります。
そこで今回は、
・眠くなる理由
・太る昼寝の仕方、ダイエットになる昼寝の仕方
について詳しく解説します。
食後の昼寝は太るの?痩せるの?
昼寝をしたからといって、太ることはありません。
むしろ、昼寝を上手に取り入れることで、ダイエットの効率を上げることも出来るんですよ。
昼寝によるダイエットへのメリットは、以下の2つです。
睡眠不足は食欲が増すホルモン(グレリン)が多く分泌されます。
なので、睡眠が足りない状態はダイエット中は好ましくないんです。
睡眠不足は昼寝を取り入れることで、食欲をコントロールする助けになります。
・ノルアドレナリンの分泌を促す
ノルアドレナリンは「脂肪の分解を促す」ホルモンの一種です。
特に、昼食後10分~20分ほどの睡眠はノルアドレナリンの分泌を促します。
妊婦さんも昼寝をしたほうがいい?太らない?
妊婦さんも昼寝はしたほうがいいんです。
昼寝を取り入れることで疲れが取れるだけでなく、食欲抑制効果があります。
特に妊娠中は「プロゲステロン」という女性ホルモンが増加するため、強く眠気を感じるので無理に起きている必要はないでしょう。
人によっては、「妊娠中はずっと眠い」「いくら眠っても、眠くなる」というのも女性ホルモンによるものです。
ただし、妊娠中でも「寝てばかり」の状態が続いてしまうと、運動不足となり、体重増加の原因となる可能性もあります。
体調が優れない時以外は、20分までの短時間のお昼寝がおすすめです。
また「妊娠中期になってから眠気を感じるようになった」という人の場合は、注意が必要!
母体が貧血状態になることで、眠気を発症している可能性があります。
心配であれば、お医者さんに相談してみましょう。
子育て中の昼寝は太る?
子育て中に活動量が増えており、なおかつ短時間のお昼寝なら太りません。
小さい子は1~2時間ほどお昼寝しますが、一緒にたっぷりと寝ずに短時間で切り上げましょう。
たっぷり眠ってしまうと脂肪を溜めこんでしまうだけでなく、夜の睡眠の質を下げる可能性があります。
食後に眠くなるのはなぜ?
食後に眠くなる原因は、糖質の摂りすぎです。
例えば、空腹状態にいきなり糖質の多い菓子パンやご飯などの炭水化物を摂ると、血糖値は急激に上昇します。
食後の血糖値の上がり方が急激過ぎると、糖をエネルギーに変えるインスリンが大量に分泌されてしまうんです。
その後は反動で血糖値が急降下し、今度は低血糖状態に。
結果、血糖の上がり下がりによって、食後に強い眠気を感じてしまいます。
こんな昼寝の仕方は太る
本格的に深く眠りについてしまうのは太りやすくなるので、注意しましょう。
深い眠りは体の機能が緩まるため、体内のノルアドレナリンが減少し、脂肪をため込みやすくなってしまいます。
また、昼寝前の食事に糖質を沢山たべるのは止めましょう。
血糖値が上がり過ぎて、深い眠りに落ちてしまうリスクありです!
長い昼寝は頭や身体が重く感じ、午後の活動にも支障をきたします。
活動量が低下することで、更に太りやすくなるといった悪循環になってしまうんです。
ダイエットになる昼寝の仕方
・お昼ご飯は軽めにする
・本格的に眠らないために横にならず、椅子やソファで寝る
太らないためには短時間睡眠が必須です。
20分以内に起きるようにしましょう。
また「食べてすぐ寝ると太る」とも言われますが、すぐ寝ることよりも睡眠時間のほうがダイエットに関係が深いんです。
とはいえ、食後すぐの昼寝で消化不良により胸やけなどが起こる場合は、最低でも30分以上は空けてから眠りましょう。
他にも、深い睡眠にならないようにランチは軽めで、血糖値を上げにくい野菜やたんぱく質を多めに食べるのがおすすめです。
まとめ
「昼寝は太るの?痩せるの?」という疑問についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・寝不足は食欲を増進する恐れ
・昼寝は短時間睡眠を心がけよう
・血糖値を上げないようにランチは軽めがおすすめ
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