酸っぱくて適度な塩分が含まれる梅干し。食べると元気になりますよね。
そんな梅干しにはダイエットや熱中症予防など、さまざまな効果があります。
そこ今回は、
・毎日食べることについて
・梅白湯のメリット
・気をつけたい梅干しのデメリット
について詳しく解説します。「梅干しを生活に摂りいれよう」と思っている方の参考になれば嬉しいです。
梅干しはいつ食べる?効果的なタイミング
ダイエットのために梅干しを食べるのであれば、食事の前に食べることをおすすめします。
食前に食べることで梅干しに含まれる「オレアノール酸」の働きにより、血糖値の急激な上昇が抑えられるからです。
血糖値の急上昇が抑制できれば、結果的に体に脂肪をためにくくなります。
また、ダイエット効果をさらにアップさせるには、梅干しの加熱がおすすめ!
温めることで、脂肪燃焼効果が期待できる成分「バリニン」を増やすことが出来ます。
熱中症予防にはいつ食べる?
熱中症予防で梅干しを食べることは、良い悪い色々な説があります。
日本人は普段から塩分を摂り過ぎているので「あえて熱中症予防のために梅干しを食べる必要はない」というもの「脱水症状になる前に食べる」というものです。
また、梅干し+水では熱中症を予防できないという話も。
ただし、梅干しの塩分やミネラルは疲労回復効果がありますので、夏の体がだるい時に食べるのがいいかもしれませんね。
梅干しを毎日食べる効果
梅干しに含まれる成分により、適量(1日1個)を食べることで下記のような効果が期待できます。
・カルシウムの吸収率を高める作用があるため、カルシウム不足が原因で起こる骨粗鬆症の予防
・疲労回復
・血液サラサラ
・食中毒の予防
<バニリン>
・脂肪燃焼
<オレアノール酸>
・糖質の消化吸収をおだやかにし、食後に血糖値が急に上がるのを防ぐ
<梅リグナン(ポリフェノールの一種)>
・抗酸化作用
梅白湯の効果とは?
梅白湯は体をポカポカと温めるほか、美肌効果が期待できます。
梅干しを加熱することでできる「ムメフラール」という成分。
これは、梅白湯に入れる梅を焼くことでも作り出されます。
ムメフラールが血液をサラサラにすることで血流が促進され、老廃物を排出。
結果、美肌にもつながるというわけなんです。
また、血流が改善されると体の隅々まで巡りがよくなり、冷え性もやわらぎ、肩こりも解消します。
梅干しを食べ過ぎるデメリット
梅干しを食べすぎることで起こるデメリットは「塩分の摂り過ぎ」です。
塩分を摂りすぎることで、下記のような悪影響があります。
・余分な塩分を排出する際にカルシウムなども排出されるため、骨粗鬆症のリスク
・腎臓の負担が大きくなるため、慢性的な腎臓病や腎不全のリスク
・胃の粘膜がダメージを受けやすくなることで起きる胃炎、および胃がんのリスク
・むくみによる体重増加のリスク
梅干しに含まれる塩分量は様々ですが、大粒の梅干し(可食部が10g前後)であれば塩分量は約2gほどになります。
もちろん粒の大きさによっても異なりますし、はちみつ漬けなどは塩分量がもっと少ないです。
日々の食事で梅干し以外からも塩分を摂取していることを考えると、梅干しは1日に1個までの摂取をおすすめします。
慢性的に塩分を過剰摂取することは避けたいところですが、たまたま塩分を多く摂ってしまった場合であれば、カリウムを摂取しましょう
(ただし、腎臓が悪い方はカリウム制限が必要なこともありますので、医師に相談してください。)
カリウムには体内の余分な塩分を排出してくれる働きがあるので、
- アボカド
- ほうれん草
- トマト
などの食材を食事に取り入れたり、手軽に摂取したい場合はバナナを食べると良いですね。
まとめ
「梅干しはいつ食べるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・熱中症予防に関しては諸説あり
・適量は1日1個
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