あんこは砂糖が入っていて、火もちゃんと通してあるのでわりと日持ちしそうなイメージですよね。
でも、開封後のあんこはとても腐りやすいんです。
あんこを食べるとピリピリする、変な臭いがする時は腐っています。
そこで今回は、
・賞味期限切れのあんこの日持ち
・手作りあんこは腐りやすい?
・あんこの保存方法
について詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
あんこが腐ると味や臭いはどう変化する?
あんこが腐ると酸っぱい味、ピリピリするなど舌に刺激を感じます。
臭いのほうも酸っぱい臭いや腐敗臭、カビくさいといった普通の状態のあんことは違うにおいです。
他にも、見た目でも「あんこが腐っているのか」を見分けることが出来ます。
・変色している
・納豆のようにネバネバし糸をひく
・緑や白色のカビが生えている
といったサインが見られるので、「いつもと違う」と感じたら食べないようにしましょう。
賞味期限切れのあんこ!未開封と開封後の日持ちは?
あんこの賞味期限が切れても、味は落ちますが食べることができます。
直射日光や高温多湿を避けている場合のみ、賞味期限が切れても1週間以内であれば食べられるといわれています。
そもそも賞味期限(おいしく食べられる期間)は消費期限(安全に食べられる期間)とは違いますから、少し過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
ただし、少しでも違和感を感じたらやめましょう。
開封済みのあんこは空気に触れて雑菌などが入ってしまっているため常温では当日中、冷蔵庫で保存しても5日以内が目安です。
日持ちの目安は、こしあんでも粒あんでも同じと考えてください。
日持ち期間が左右されるのは餡の種類ではなく、餡に含まれる糖質の割合が違うときだけです。
また、手作りあんこは市販の物より使われる砂糖が少ないため、腐りやすく日持ちも3日以内となります。
糖度が60度以下のあんこは細菌が繁殖しやすいので、できればその日に食べた方が良いですね。
食べきれない場合は冷蔵庫で保存し、翌日には食べきることをおすすめします。
また、市販のあんこでも無添加・低糖質のあんこは保存に向いていないので注意してください。
腐ったあんこは食中毒になる?
腐ったあんこはセレウス菌、黄色ブドウ球菌などの細菌で食中毒になる可能性があります。
主な症状は、
- 吐き気
- 嘔吐
- 腹痛
- 下痢
などです。
セレウス菌は「嘔吐型毒素」と「下痢型毒素」2種類の毒素を産生させます。
10~50度の間でセレウス菌が繁殖してしまうため、開封済みあんこの常温保存は避けましょう。
一方、黄色ブドウ球菌は熱や乾燥・胃酸や消化酵素に強い”エンテロトキシン”という毒素を作りだし、その毒素による症状は数時間で現れます。
エンテロトキシンは、100℃で1時間加熱したとしても壊すことができません。
そのため、黄色ブドウ球菌を繁殖させないことが重要になります。
あんこは常温NG!おすすめの保存方法
開封済みあんこのおすすめの保存方法は、冷蔵もしくは冷凍保存です。
冷蔵保存するときは、空気が触れないように蓋つきの容器に入れるか、ラップをしっかりして保管しましょう。
取り分けるのであれば、口をつけたスプーンで分けるのではなく、雑菌が繁殖しないよう綺麗なスプーンで分けるようにしてください。
【冷凍保存】
冷凍保存するときは、まず一回で食べきれる分量ごとに小分けにしましょう。
その後、ラップで包んでフリーザーバッグに入れて冷凍します。
冷凍保存すれば一ヶ月ほど日持ちします。
まとめ
「腐ったあんこの見分け方」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・未開封で賞味期限切れのあんこが食べられる目安は1週間以内
・あんこの開封後は冷蔵保存でも5日以内に食べよう
・おすすめの保存方法は、冷蔵もしくは冷凍
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