肉や魚に添えられることも多いローズマリーですが、食べてもいいものなのでしょうか。
ただの風味づけや飾りなのか、それともパセリのように実は食べられるのか悩みますよね。
そこで今回は「ローズマリー」についての疑問を解決します。
毒性があるといった噂についてもお答えしますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ローズマリーは食べられるのか?食べられる種類は?
ローズマリーは、生(フレッシュ)や乾燥の状態に関わらず食べることが出来ます。
生ハーブは季節によってスーパーの野菜売り場など、乾燥タイプはスパイスコーナーに置いてありますね。
花屋さんで見かけることもありますが、農薬の心配があるため、相談してから購入するようにしましょう。
肝心の味ですが、生のものをそのままで食べると、ローズマリー独特の風味を強く感じすぎるので好みが分かれるところです。
とはいえ、リフレッシュ効果を得るためにそのまま生食する方もいます。
スパイスは生に比べると味わいやすく、苦味とすっきりとした香りです。
ローズマリーはまずくて毒性がある?
ローズマリー自体に毒性はありませんが、一説によると血圧を上げる効果があるため「高血圧や血圧関連の薬を服用されている方」は避けましょう。
また、子宮を収縮させる働きもあるので、妊娠中も食べないほうが良いですね。
他にもてんかんの方も、発作を誘発する恐れがあるといわれています。
ローズマリーの食べ方や料理での使い方
チキンやポテトをオーブンで焼く際に、オリーブオイルと一緒に具材にからめて焼く方法がローズマリーのレシピでは一般的です。
もし、乾燥を使う場合は生よりも更に香りが強いので、入れすぎに注意しましょう。
生のローズマリーは色々な調味料の風味づけにも使えます。
・オリーブオイルに漬ける
肉料理・野菜料理だけではなくドレッシングにもおすすめです。
・酢に漬ける
炭酸割りでさっぱり飲めます。
・はちみつに漬ける
風邪ぎみの時にお湯割りで飲む用としておすすめです。レモンの輪切りを一緒に漬けて置いてもOK。
生・乾燥ともにハーブティーとしても飲めます。
単独でも良いのですが少しクセがあるので、レモングラスといった他のハーブとブレンドしたり、紅茶のアクセントとして少しだけ加えてみましょう。
また、焼き菓子に入れても美味しいです。
マフィンやクッキーの生地に生のローズマリーを加えることで、さわやかな風味の焼き菓子が出来ます。
ローズマリーの効能
ローズマリーはロスマリン酸やタンニン、カフェ酸など数種類のポリフェノールを含んでいます。
ポリフェノールに由来する抗酸化作用はハーブの中でも特に強く、活性酸素の除去によるアンチエイジングが期待できます。
またロスマリン酸には「抗炎症作用」や「ヒスタミンの放出を抑制する作用」があり、花粉症をはじめとしたアレルギー症状を和らげる働きがあるんです。
クロロゲン酸は血糖値の上昇を抑制するため、糖尿病の予防になります。
ジオスミン(フラボノイド類)は弱った血管を強くする働きがあり、全身の血行や代謝を高めてくれます。
また、ローズマリーの香りには記憶力や集中力を高める作用が期待できる他、頭をすっきりさせ、気持ちを前向きにする効果があるんですよ。
ローズマリーは食べられる? まとめ
「ローズマリーは食べられるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・生はクセが強いので食べにくく感じる
・毒性はないが、血圧が高い人や妊娠中には食べない方が良い
・オリーブオイルと一緒に具材に絡めたり、調味料の風味づけに使える
・数種類のポリフェノールを含み、アンチエイジング効果などが期待できる
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