果汁だけでなく果皮も丸ごと食べられる柚子。
さっぱりしてるので料理のアクセントになりますが、食べ過ぎるとなにか体に影響があるのでしょうか。
柑橘類好きとしては気になります(;’∀’)
そこで今回は、ゆずを食べ過ぎる影響について詳しく調べてみました。
また、食べる際の注意点や適正量についてもお話するので、参考になれば嬉しいです。
ゆずの食べ過ぎは良くない?ダイエットには?
ゆずを食べ過ぎるとビタミンCの過剰摂取による下痢や腹痛、むかつきや吐き気を引き起す場合があります。
本来、ビタミンCはよほど摂り過ぎなければ尿として体外に排出されるのですが、多く食べすぎると消化吸収するにも限界があり、ビタミンCの浸透圧が原因で胃腸障害を起こしてしまうんです。
美容や健康に嬉しいビタミンCですが、摂り過ぎはよくないということですね。
また、ビタミンCの過剰摂取は尿路結石のリスクを高めてしまうので、注意しましょう。
気になる「ゆずの食べすぎがダイエットに及ぼす影響」ですが、生のゆずの果皮100gが約59kcal、果汁100gが約29kcalのため、太ることはほとんどないです。
また、ゆずはその香りだけでダイエット効果があります。
ゆずの香りにふくまれるノミリンという苦味成分が、肥満防止や血糖値を下げる作用を持っているためです。
また、ノミリンの他にも果皮に存在するリモネンには、新陳代謝や消化機能の働きを活発にさせる効果があります。
香りだけでもダイエット効果があり、カロリーが低いので、たとえ食べすぎたとしてもダイエットには影響がないといえるのでしょう。
ゆずを食べる時の注意点と1日の適量について
ゆずの食べ過ぎにならない適量は、1日1個です。
ビタミンCの摂取上限は1日あたり1,000㎎。ゆずのビタミンCの量は1個あたり600〜800mgほどでですから、1個以上は食べないようにしましょう。
また、ゆずは生で食べる場合と、鍋物などに入れて加熱する場合がありますね。
加熱するとビタミンAやEの量はふえますが、ビタミンCは熱に弱いため流れだしてしまいます。
ただ、汁もまるごといただくようなジャムや柚子茶であれば「ビタミンCの量は変わらない」とされていますので、栄養素を余すところなく摂りたい方は生の他にも、柚子茶とジャムをおすすめします。
美容効果がいっぱい!ゆずのメリット
ゆずには以下のような美容成分が豊富に含まれています。
・クエン酸
・リモネン
・ヘスペリジン
・ベータカロテン
・ペクチン
【ビタミンC】
ビタミンCには抗酸化作用があり体の酸化を防ぎ、シミ・そばかすの予防に効果があります。
また、体の中でコラーゲンを作り出すにはビタミンCが必須です。
体内でコラーゲンを多く作ることができれば、ハリのある肌を維持することができます。
【クエン酸】
ゆずに含まれるクエン酸の量は「みかんの3倍」といわれており、疲労回復の他に整腸作用を持っています。
腸内環境を整えることにより便秘解消につながり、ダイエット効果と新陳代謝の向上が期待できます。
【リモネン】
香り成分のリモネンはゆず湯にすると皮膚に膜を張り、肌の水分を逃さないようにする保湿効果があるといわれています。
【ヘスペリジン】
ヘスペリジンは水分蒸発量を低下させ、弾力のある肌作りに貢献。
また、目尻のしわを減らす働きをします。
【ベータカロテン】
ベータカロテンは活性酸素を消し、肌を紫外線から守ってくれます。
【ペクチン】
水溶性食物繊維のペクチンはコラーゲンの組織を束ねる働きがある他、保湿性があるためこちらも肌の潤いに繋がります。
ゆずを食べ過ぎるとどうなる? まとめ
「ゆずを食べ過ぎるとどうなるか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・ゆずは低カロリーなので、たとえ食べ過ぎても太ることはない
・むしろゆずにはノミリンやリモネンなど、ダイエット効果のある成分が存在する
・ゆずの食べ過ぎにならない量は、1日1個まで
・ビタミンCなどの栄養成分をもれなく摂取するなら、生か柚子茶やジャムがおすすめ
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