大根は、生でも煮物でもつい余りがちになってしまう野菜です。
つい先日もおでんの大根を冷凍したのですが、解凍したらシワシワで繊維が固くて食べきるのが大変でした。
大根の冷凍って失敗しやすいですよね。
「おいしく大根が食べたい!」ということで、大根の正しい冷凍方法について詳しく調べました。
大根の冷凍が上手くいかない方の参考になれば嬉しいです!
冷凍した大根がまずい理由は?
大根は野菜の中でも水分を多く含んだ食材です。
冷凍保存をすると大根の水分量が減ってしまい、繊維が目立つようになります。
筋っぽくなると同時に、しなびたりスカスカした食感になってしまうんです!
また、冷凍することによって大根独特の辛みや苦みも目立つようになるので、「おいしい」とは程遠い味になります。
これで失敗なし!正しい大根の冷凍方法
とっても難しい大根の冷凍ですが、きちんとした手順を踏めば瑞々しさを維持できます。
状態別に大根の冷凍方法をみていきましょう。
生の大根の冷凍方法
3~4cmほどの大きさにカットします。
カットした大根を一つ一つずつラップで包み、空気を遮断します。
さらにジップロックなどの冷凍保存できる袋に入れ、しっかりと中の空気を抜いて冷凍庫に入れてください。
生の大根ですから、調理をする時は解凍しないで凍った状態で使うことができます。
※大根おろしにする時のみ、すりおろしやすいよう半解凍がおすすめ。
そのまま冷凍した大根は、生でサラダで食べるよりも、炒め物や煮物にすると味がよく染みこんで美味しいですよ。
煮物やおでんの大根の冷凍方法
煮物やおでんの大根を冷凍する場合、下ごしらえから工夫が必要です。
まずいつもより皮を厚めに剥いて、柔らかくなりすぎない「ちょっと固いかな」といった程度に煮込みます。
そして煮汁ごと冷凍保存できる袋に入れ、凍らせます。
食べる時は、
①冷蔵庫に入れてゆっくり解凍
②煮汁ごと鍋で温める
➂電子レンジで解凍
の3つの方法があります。煮汁ごと鍋で温めると手早く食べられるのでおすすめです。
とはいえ、少量だと鍋での解凍に向いていませんから、冷蔵庫で自然解凍させましょう。
自然解凍は時間がかかるので、食べる前日に冷蔵庫に移しておくと良いですね。
電子レンジでの解凍は使っているレンジによっては、焦げてしまう可能性があるので注意してください。
大根おろしの冷凍方法
大根おろしの水気を万能こし器で切ります。
次に、一回分の量をラップで包む、もしくは全ての量をなるべく薄く平らにして冷凍袋入れます。
一回分ずつラップで小分けにしない場合は、袋の外側にペンで線をつけておくと、使う時に割って取り出すことができますので便利です。
室温に置いて30分~1時間程度で解凍できます。
解凍してまずくなった大根はどうする?
解凍を失敗してしまったら残念ながら食感は元に戻りません。
生のまま冷凍したのだったら、そのまま煮物に使うと食べやすいと思います。
食感はいまいちですが、味がすぐに染み込むので時間の短縮になりますよ!
他にも、塩を振って残りの水分を抜き、塩漬けや酢漬けにすると同じく味が染み込みやすくなります。
冷凍を利用したおすすめ大根レシピ
冷凍大根を利用したおすすめのレシピ「豚と大根のコチュジャン煮」です。
[材料1人分]
冷凍大根 200g
豚バラ 70g
コチュジャン 7g
サラダ油 適量
☆酒 大さじ1/2
☆みりん 大さじ1/2
☆砂糖 小さじ1/2
☆醤油 大さじ1/2
☆水 100cc
[作り方]
①豚肉を食べやすい大きさに切って、☆と一緒に炒める
②大根を加えて弱火で蓋をして10分煮る
➂コチュジャンを入れて、更に蓋をして3~5分
④煮詰まってきたら完成
味がしみしみです。お子さんがいる家はコチュジャンをもっと減らしてもOKです。
2人分作る時は材料を倍にしてくださいね。
大根の冷凍がまずい まとめ
冷凍した大根がまずいのは、水分量が減ってしまうことが原因でした。
品質を損なわず冷凍するなら、ラップやジップロックといった袋をフル活用してみましょう。
そのまま、煮物、大根おろしでもおいしく冷凍できるので、挑戦してみてくださいね♪