この記事は「手作りゼリーの日持ちが知りたい」という方に向けて書いています。
子どもと一緒にゼラチンや寒天でゼリーをよく作るんですが、一度に結構たくさんの量が出来ちゃうんですよね。
そうすると当日だけでは食べきれないので、冷蔵庫で保存することになります。
でも、涼しい場所に置いていても
・市販のゼリーと同じくらい日持ちするの?
という疑問が…。
今回はそんな『手作りゼリーの日持ち』について、分かりやすくお話していきたいと思います。
ゼリーの日持ちを目安に消費!
手作りゼリーの日持ちはどれくらい?
まず前提として、手作りゼリーを作ったら、必ず冷蔵庫で保存してください。
出来上がったゼリーが固まって、きちんと密封するようにラップをかけ冷蔵庫で保存しても、衛生面から保証できるのは48時間以内というところ。
完成した24時間後から風味が落ちだし、それと共に細菌の増殖が始まってしまうんです!
ゼラチンは、カビや菌がとても繁殖しやすい食材。
カビは目で確認することができますが、食中毒菌などの細菌は目に見えないため、冷蔵保存しても健康面が心配な方は2日目以降は食べないほうが良いと思います。
そして、ゼリーといえばゼラチン以外にも寒天で作ることがありますよね。
寒天もゼラチンと同様に、2日が賞味期限と考えてください。
また、寒天でゼリーを作ると、時間の経過とともに水分がしみ出てくるといった「離水現象」もみられます。
安全面や味の面からもゼラチン・寒天は作って48時間以内に食べたいものです。
冷やし終わった出来立てが一番おいしいよ
市販のゼリーの賞味期限が長い理由
市販のゼリーは常温でも保存可能であったり、賞味期限が何か月というものもあります。
これは、
- 容器が完全密封されていて空気に触れづらい
- アルミの容器で細菌の侵入が抑えられやすい
- 滅菌処理されている
- 保存料が使われている
といった理由があるからです。
食品工場だからこそ、出来ることですよね…。
手作りゼリーの賞味期限を伸ばす保存方法
手作りのゼリーの賞味期限を伸ばしたい時は、アガーを使い、冷凍保存しましょう。
アガーとは海藻を原料にしている食材で、出来上がりは寒天より柔らかく、ゼラチンよりも弾力があります。
どこで買えるの?と思われるかもしれませんが、イオンなど普通のスーパーでも購入できる商品です。
そして、アガーでゼリーを作ったら冷凍しましょう。
冷凍するとカビや細菌の増殖を抑えることが出来ますから、1か月は安心して食べることが出来ます。
食べる時は常温で6時間程度おいて、解凍すると良いですよ!
ちなみに、寒天やゼラチンで作ったゼリーを冷凍すると、解凍しても元のゼリーに戻ることはありません。
アガーのゼリーは半解凍で食べるのがおいしいです。
材料によって手作りゼリーの日持ちが変わる?
ゼリーは、材料や作り方によって日持ちが変わってきます。
果物を使うのであれば、生より缶詰がおすすめです。
生の果物はみずみずしくおいしいですが、痛みやすい材料になります。
対して缶詰は、缶の中で煮沸殺菌され滅菌状態にされているので、日持ちしやすいといえるでしょう。
また、特に注意が必要なのは、牛乳や生クリームを使ったゼリー(ババロアやパンナコッタ、牛乳寒天)です。
牛乳や生クリームは、食中毒菌が増殖しやすい栄養分が豊富に含まれています。
パティシエ(お菓子などを専門に作るプロの料理人)の知り合いも、作ったら遅くても次の日までには食べきったほうが良いと言っていました。
たしかにケーキの賞味期限も当日ですもんね
腐った手作りゼリーの見分け方!
手作りゼリーが腐るとどうなるのか、見分ける方法は大きく2つ!
・味の変化
まず見た目は、白いぶつぶつのようなものができたり、明らかに出来上がりとは違ったものになります。
そして、しゃばしゃばと水っぽい状態に。
次に味です。
酸っぱくなったり、苦くなったりと、甘いゼリーとは程遠くなります。
少しでも異変を感じたら、もったいないけど処分 。
手作りゼリーの日持ちまとめ
手作りゼリーの日持ちは『2日』と、短いものでしたね。
すぐに消費できない場合は、アガーを使うか、市販のゼリーを買うと良いかもしれません。
また、ゼラチンや寒天は冷凍できないので、その点も気をつけてくださいね。