アーモンドは空腹感を感じにくい食べ物として、体型が気になる方や集中力をあげたい方から注目をあびています。
実際に美容や健康によい成分が豊富に入っているのですが、食べ過ぎは逆に太ってしまう可能性があるんです。
そこで、今回はアーモンドの食べ過ぎは太るのかについて分かりやすくお話します。
また、腹痛やニキビなど様々なデメリットについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
アーモンドを食べ過ぎると太るの?
アーモンドは太りにくい食べ物ですが、食べ過ぎは太ってしまいます。
アーモンドのカロリーは、1粒あたり7kcalほど。
片手いっぱいに食べると約120kcalになります。
更に食べ進めると、どんどんカロリーが追加されるので食べ過ぎには注意したいところ。
他のナッツ類である、カシューナッツ(100gあたり576kcal)やピーナッツ(100gあたり562kcal)と比べても、アーモンドは100gあたり598kcalと少しだけカロリーが高めです。
また、アーモンドの栄養成分の半分は脂質となっています。
オレイン酸やリノール酸といった良質の油ですが、摂り過ぎは肥満を招くといわれているので適量を心がける必要がありますね。
アーモンドを食べ過ぎた!その他のデメリットについて
アーモンドを食べ過ぎると太るだけでなく、色々な症状がでてしまう可能性があります。
①腹痛・下痢・便秘
お腹のトラブルは「胃腸への負担」と「消化不良」が原因で起こります。
アーモンドは脂質が豊富にふくまれるため、体質によっては胃や腸への刺激となり、腹痛になってしまうんです。
また硬いアーモンドは消化に時間がかかり、消化不良を起こすといった側面があります。
そして、便秘や下痢にはアーモンドに含まれる「不溶性食物繊維」が関わってくるんです。
不溶性食物繊維は水分の吸収と腸への刺激が期待できるものですが、摂取しすぎると腸内の水分を吸収しすぎて便が固くなったり、逆に刺激がつよすぎて下痢になってしまいます。
②肝臓への悪影響
アーモンドにふくまれるビタミンEを過剰摂取してしまうと、肝機能が低下する恐れがあります。
これはビタミンEが水溶性ではなく、脂溶性で尿として排出できないことが原因です。
ただ、ここまで影響がでるまでには約2kgを一気に摂取しなければならないので、普通に食べる範囲では心配ありません。
③アレルギー
・吐き気
・腹痛
・かゆみ
・蕁麻疹
・くちびるの腫れ
・しびれ
・めまい
などの症状が現れた場合、アーモンドアレルギーの可能性があります。
アーモンドアレルギーは食べ過ぎで発症するのではなく、食べる前の段階で発症することの方が多いため、症状が現れたら悪化する前にかかりつけ病院に相談するようにしてください。
④鼻血?
「アーモンドの食べ過ぎで鼻血がでる」と言われますが、実は医学的根拠がないんです。
ただ、アーモンドに限らず硬いものを食べると鼻の「キーゼルバッハ」が刺激されて出血してしまうことがあります。
ゆっくりよく噛んで食べれば防げるので、気をつけましょう。
⑤ニキビ?
アーモンドの食べ過ぎは、ニキビができる直接的な原因にはなりません。
むしろ、アーモンドには抗酸化作用があるため、ニキビの改善に効果的といわれています。
アーモンドの間食としての正しい食べ方は?
一般的に間食で摂取するエネルギーの目安は約200kcalとされているので、1日20~25粒を目安に食べましょう。
アーモンド1粒あたりのカロリーは約7kcalのため、25粒で約175kcalです。
また、小さいお子さんにはアーモンドは硬いのでおすすめできませんが、小学生以上であれば5粒ほどが目安です。
妊娠中は食べ過ぎによる悪影響がないように、20粒ほどが良いでしょう。
アーモンドはよく噛んで水分と一緒に食べると満腹中枢が刺激され、食べ過ぎることがなくなります。
食べ過ぎなければ大丈夫!アーモンドの栄養と効果効能
アーモンドには、
・不飽和脂肪酸
・ビタミンE
・ビタミンB2
などが豊富にふくまれています。
これらの栄養素のおかげで、アンチエイジング効果、便秘解消、生活習慣病の予防、肥満予防に効果があるとされています。
アーモンドの食べ過ぎは太る? まとめ
「アーモンドの食べ過ぎは太るのか?」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・1粒あたり約7kcalで、栄養の大半が良質な油
・食べ過ぎの主なデメリットは、腹痛や便秘、下痢
・1日の目安は20~25粒ほど
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