わたしは緑茶が大好きでマグカップに4~5杯ほど、毎日のように飲んでいます。
でも、胃が弱いせいか飲んだ直後に気持ち悪くなったり、具合が悪くなる事があるんです。
いつもではないんですが「緑茶の飲みすぎはよくないのかな」と思っています。
そこで今回は、緑茶の飲み過ぎは良くないのかについて詳しく調べてみました。
また、1日の適正量や飲み過ぎた時の対処法もお話しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
緑茶を飲み過ぎると起こる4つの影響は?
緑茶には抗酸化作用があるカテキン、覚醒作用のカフェイン、ポリフェノールの一種であるタンニンといった成分が含まれています。
そんな緑茶を飲み過ぎるとどんなデメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。
①気持ち悪い
緑茶を飲み過ぎると主成分である「カテキン」「カフェイン」「タンニン」が胃の粘膜を刺激し、胃酸が大量に分泌され気持ち悪くなります。
ひどいと吐き気や嘔吐に襲われることも。
また、とくに空腹時に飲み過ぎると刺激がダイレクトなので、胃が荒れやすくなります。
②下痢や胃痛
カフェインを多く摂ると自律神経のバランスが崩れ、胃腸の過剰な働きを招くため、下痢を起こすと言われています。
緑茶の主成分は胃だけでなく腸も刺激するので、胃痛だけでなく下痢も引き起こすんです。
③眠れない
「就寝前にカフェインを100㎎摂取すると睡眠の質が落ちる」という研究結果があります。
眠気を誘うアデノシンという物質の邪魔をカフェインがしてしまうからです。
カフェイン100mgというと、玉露ではおよそ100mlにあたります。
「寝る前に緑茶で一服」とうっかり飲むと、目がさえてしまったということになりかねません。
ただし、ペットボトルで売られている緑茶なら1本でカフェイン量が60mgほどです。
100mgに達してしないので「眠れなくなる」というわけではありませんが、普段からぐっすりと眠れないかたは控えたほうがよいですね。
④太る
緑茶で脂肪が増えることはありませんが、むくみにより体重が増加することがまれにあります。
緑茶は体を冷やす性質があり、カフェインの摂り過ぎによって自律神経のバランスが崩れやすくなるためです。
その結果、むくみや基礎代謝の低下に繋がります。
一般的にむくみは塩分の摂り過ぎが原因と思われていますが、血行が悪くなることでも起こってしまうんです。
緑茶には利尿作用がある一方、飲みすぎは代謝の低下を促す可能性があるので注意しましょう。
緑茶を飲み過ぎた時の対処法について
「緑茶を飲み過ぎた!」と思ったら、以下のことを試してみましょう。
・軽く運動する
・お腹を温める
・カリウムやマグネシウムが豊富な食材を摂る
まず大切なのは緑茶の主成分である、カテキンやカフェイン、タンニンを排出することです。
白湯など体に優しい水分をゆっくりと摂ります。
また、軽い運動をすることで主成分の排出を促し、お腹を温めて体温低下を防ぐこともポイント。
他にも、カフェインはカリウムやマグネシウムを消費してしまうので、これらの栄養素を補えるバナナやレタスといった葉物野菜を食べるのもおすすめです。
緑茶の飲み過ぎにならない適量は?
健康な方であれば、湯のみに1日10杯ほどなら問題ありません。
成人の「カフェイン1日上限摂取量」はおよそ300mg。
ペットボトルの緑茶であれば1本に約60mgのカフェイン量なので、ざっと計算しても5本までは飲めることになりますね。
ただし、玉露のような新芽を摘んで作られるお茶はカフェインが高めの傾向があります。
そのような場合は、湯のみに1~2杯でやめておきましょう。
また、妊娠中や子どもの場合は緑茶成分の影響を受けやすいので、こちらも2杯までが目安です。
飲み過ぎなければOK!緑茶の嬉しい効果
飲み過ぎなければ緑茶には様々な効果があります。
◎殺菌効果
カテキンには、細菌が出す毒素を解毒する働きがあります。
そのため、風邪の予防だけでなく、O-157やサルモネラ菌といった食中毒の原因となる菌にも効果があるといわれています。
また、口腔内の菌を抑制するため、虫歯の予防や口臭予防にも効果ありです。
◎美容効果
緑茶には体内でコラーゲンを作り出すために必要なビタミンCが、レモンの約3倍ふくまれています。
さらに、緑茶のビタミンCは熱につよく、効率的に摂取することができるのです。
体内で効率的にコラーゲンを作り出せれば、ニキビ予防や老化防止、ハリツヤのある美肌になります。
◎生活習慣病の予防
緑茶の研究結果で「1日6杯飲む人と週1杯しか飲まない比べたところ、6杯飲む人の方が糖尿病になる確率が33%も少なくなる」ことが報告されています。
これは緑茶の主成分により食後の高血糖が抑制されるためで、肥満防止の作用もあります。
緑茶の飲み過ぎは良くない? まとめ
緑茶を飲みすぎる影響についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・緑茶を飲み過ぎたときは、白湯や運動でカフェインなどの成分を排出しよう
・1日の適量は湯のみで10杯ほど
・飲みすぎなければ緑茶には健康効果が期待できる
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