アイスクリームの賞味期限を見て「書いてない!」と驚いたことはありませんか?
書いてないということは、かなり長い期間保存しても大丈夫ということが予想されます。
でも、冷凍品といっても何年先でも食べられるものなのでしょうか。
そこで今回は、
・購入してからいつまで食べても大丈夫?
・おいしさを保つ保存方法
について詳しく解説していきます。
アイスクリームに賞味期限がない理由
牛乳を始めとした乳製品は賞味期限の短いものがほとんどです。
ではなぜ同じ乳製品の生クリームを使用しているアイスクリームに賞味期限の記載がないのかというと、その理由はアイスクリームの保存状態にあります。
アイスクリームは常に冷凍された状態で保存されます。
食品の劣化は冷凍によって防ぐことができるため腐る心配がなく、賞味期限の表示も法律上は許されているのです。
アイスクリームの賞味期限!いつまで食べられる?
前述で「アイスクリームには賞味期限がない」ことを説明しましたが、実際どのくらい置いておいて大丈夫なのかが気になるところですね。
たまに買ったことを忘れて冷凍庫に入れたままの一年前のアイスクリームが出てきたという経験はありませんか?
一年前のものともなるとパッケージは霜だらけになっています。
なぜこの現象が起こるのかというと、冷凍庫にはアイスクリーム以外の冷凍食品などが入っている場合がほとんどだからです。
そのアイスクリーム以外の食品を取り出すために冷凍庫を開けた際に、たった数秒でも外気が入ります。
その外気と冷凍庫の温度差によって生じた水滴が薄い霜となり、薄い霜が長い期間をかけて厚くなっていくことで、あの霜だらけのアイスクリームが誕生するのです。
パッケージの見た目はあまりいいものとはいえませんし、中身にも霜がついている可能性が高いので、味も少し落ちますが品質的には問題はありません。
開封済みのアイスクリームの場合は?
「一回開けてしまったけど丸々一個は食べられない」となったときに、カップアイスならもう一度フタを閉めて再び冷凍保存する方が多いかと思います。
そういった場合もアイスには賞味期限がないため、食べられるかどうかは自分で判断するしかありません。
とはいえ、一度口をつけてしまっているわけですから、なるべく早めに食べてしまった方が安心ですね。
アイスクリームの保存方法
アイスクリームを美味しく保存しておくポイントとしては、以下のようなものがあります。
✔再冷凍させない
✔臭いの強いものと一緒に入れない
アイスクリームを美味しく保存できる温度として最適なのがー18℃です。
家庭用の冷凍庫の温度はー18度に設定されている場合がほとんどですから、この温度を保つよう、なるべく冷凍庫の開閉を控えて外気を遮断するようにしましょう。
また、再凍結させないのもポイントです。
これはどの食品でもいえることですが、開封してしまい、外気に触れることで食品は劣化が進みます。それはアイスクリームも同じです。
そのためアイスクリームも再凍結は避け、なるべく未開封の美味しい状態で食べきりましょう。
開封済みの場合は、臭いの強いものと一緒に入れないことも重要です。
同じ場所に保存しているとどうしても臭いが付いてしまいます。
そうなると味にも影響が出て品質が落ちてしまうため、臭いの強いものは一緒に入れないかラップをしたうえで密閉した袋に入れましょう。
まとめ
・いつまで食べられるかはその時の状態によるが、霜がついている場合は味が劣化している可能性
・開封済みの場合もいつまで食べられるのかは状態を見て判断する
・保存する温度に気をつけて、再冷凍はなるべくしないようにするとより美味しく食べられる
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