せっかくたたききゅうりを作ったのに、水っぽいとガッカリしますよね。
特にボウルに作り置きしておくと、数時間後には水気がきゅうりの下に溜まっていることがあります。
そこで今回は、
✔水っぽくならない方法
✔水分が出にくいたたききゅうりのレシピ
について詳しく解説していきます。
たたきキュウリの水分が気になる方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
たたききゅうりから水が出る理由
きゅうりというのは、95%以上が水分でできています。
きゅうりの細胞には水分が豊富に含まれているので、切ることで水気が出てきてしまうのです。
また、たたききゅうりは叩いてきゅうりの細胞を壊すため、水分が出やすいといった特徴があります。
しかも、味付けをすることで浸透圧の関係からさらに水分が出やすくなります。
塩には脱水効果があり、塩の浸透圧で細胞内の水分は外に引き出される仕組みになっているんです。
きゅうりを叩いたり切ったりして塩や調味料をかけると、浸透圧で水分が出てきてべちゃべちゃになり、味が薄くなってしまいます。
たたききゅうりの効果的な水抜きの仕方
①塩をふって板ずりする(まな板の上でゴロゴロと転がしてください)
②きゅうりを熱湯で10秒ほど湯がく
③冷めたら好きな大きさに切る
④水分を絞ってから調味料と合わせる
きゅうりの水分を塩を使って抜いておくことで、調味料をかけた後に水分が出てくるのを防ぐことができます。
さらに、湯がくというひと手間を加えることで食感が良くなります。
加熱すると雑菌の繁殖も抑えられるので、日持ちさせたい場合にもピッタリですよ。
たたききゅうりが水っぽくならないポイントを抑えよう
Point.2 きゅうりの種を取る
Point.3 調味料は食べる直前に合わせる
①きゅうりを細かくしすぎない
きゅうりを細かくしすぎてしまうと、その分だけ水分が多く出てきてしまいます。
たたききゅうりを細かくしすぎないポイントとしては、叩いてから自分の手で割くようにすると、細かくなりすぎず丁度良いサイズに調整することができます。
②きゅうりの種をとる
きゅうりの種の部分は、より一層水分を多く含んでいます。
スプーンなどで真ん中の柔らかい種の部分だけを取っておきましょう。
これだけで、きゅうりから出てくる水分を減らすことができます。
③調味料は食べる直前に合わせる
味付けは食べる寸前にするのがおすすめです。
たたききゅうりは叩く工程があるので、味が染みこみやすくなっています。ですから、食べる直前に調味料を合わせても味がつきやすいです。
もし「事前にたたききゅうりを作っておきたい」という場合には、水分が出てくるということを見越して濃いめに味付けしておくと良いでしょう。
水っぽくならない!たたききゅうりのレシピ
ピリ辛きゅうり
きゅうりをポリ袋に入れて叩きます。豆板醤、すりおろしにんにく、砂糖、鶏がらスープの素、しょうゆ、ごま油をそのままポリ袋に入れます。
よく揉みこんでから冷蔵庫で15分ほど浸けておくだけで完成です。お好みで白ごまをふりかけてください。
塩昆布のたたききゅうり
きゅうりを叩いたら大きめサイズに割いておきます。
大きめサイズに割いておくことで、きゅうりから水分が出すぎてしまうのを防ぐことができます。
塩昆布、白いりごま、ごま油を入れて揉みこみ、きゅうりにしっかりと味を付けます。少ししんなりしてきたら完成です。
まとめ
✔調味料による塩分も水が出る原因に
✔たたききゅうりにする時は事前に水抜きをする
✔調味料は食べる直前に合わせる
たたききゅうりが水っぽくなってしまうのは、どうしても仕方のないことです。
しかし、水抜きを行ったり、調味料と合わせる時間を工夫することで水気を防ぐことができます。