時々無性に食べたくなるお粥。
消化に良いので調子のあまり良くない時にも、ありがたい存在です。
そんなお粥ですが「腐りやすい」といったイメージがあります。実際はどうなのでしょうか。
そこで今回は、
✔作り置きするためのポイント
✔お弁当に入れたい場合はどうする?
✔正しい保存方法
について詳しく解説していきます。
お粥の作り置きを考えている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
お粥は腐りやすい?賞味期限は?
お粥は水分量が多く、腐りやすいです。
特に梅雨時期や夏場は、鍋で作ってそのまま長時間放置してしまうと危険です。作ったらすぐ食べるか冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存しておくようにしましょう。
お粥の賞味期限は常温の場合、
■冬……1日
が目安となります。
冷蔵庫で保存すればもう少し保存できる期間は長くなりますが、それでも半日ほど日持ちが伸びる程度です。
やはり、作ったその日に食べきるようにすると安心ですね。
お粥が腐る条件
お粥が腐る条件として、これはどの料理にも言えることですが「調理後に常温での放置」には気をつけましょう。
水分を多く含むお粥は微生物がとても増えやすいんです。
また、お粥にはとろみがありなかなか冷めません。
その結果、微生物が繁殖しやすい温度帯をゆっくり通ることになるので、あっという間に腐ってしまいます。
お粥が腐るとどうなる?
実際にお粥が腐るとどうなるのでしょうか?
主に以下のような状態になります。
・カビが生える
・黄色や赤みがかった色になる
・酸っぱい味または臭いがする
この状態になっていたら、保存状態に関係なく食べない方がいいでしょう。
逆に、この状態になっていなくても、常温や冷蔵庫で長期間放置しているものは食べないことをおすすめします。
お粥を作り置きするコツ
離乳食への使用に「お粥を作りおきしておきたい」と考える方もいるかと思います。
お粥は常温や冷蔵だとほんの数時間~数日しか持ちませんが、冷凍であれば2週間ほど日持ちます。
ただし、赤ちゃんは免疫力がまだまだ弱いので、離乳食に使用するのであれば長くても1週間程度の保存に留めておきましょう。
お粥をお弁当に入れたい場合は?
「食欲がない」「お腹がゆるい」という日は、ご飯よりもお粥のほうが食べやすいですね。
お粥をお弁当として持って行くとなると、気になるのが液漏れや安全性。
とはいえ、容器と持ち歩き方法に気を付ければ心配ありません。
一番のおすすめは密閉できる保存容器です。
しっかりと冷ましてから保存容器に入れ、保冷剤と一緒に持ち歩けば3~4時間程度は安全に食べられます。
ただし、お弁当の置き場所には気をつけてください。
直射日光が当たる、温かい場所では1時間ほどでも食べられなくなってしまいます。
また、液漏れに関して保存容器だけでは心配な方は、保存容器に入れる前にジップロックなどの保存袋に入れておくとさらに安心ですね。
スープジャーは高温を保ち続けるので、お粥が腐る原因となります。
どうしても使用したい場合には、細菌が繁殖しやすい温度帯にならないよう、ぐつぐつと煮立たせたものをすぐに入れるようにしましょう。
お粥の保存方法は?
前述したように、お粥の保存方法としておすすめなのが冷凍保存です。
保存の際にタッパーなどで小分けにしておくと、1食分の分量も簡単に分かります。
また、大人が食べる場合には1食分をタッパーにそのまま詰めればOKですが、離乳食として使用したい時には製氷皿の使用をおすすめします。
製氷皿にお粥を入れてそのまま凍らせておけば、丁度いい量が小分けされるので便利です。
冷凍庫の臭いが離乳食用のお粥についてしまうのが気になる方は、フタつきの製氷皿を使用するか、凍ったものをタッパーに移し替えておくと臭い対策になります。
まとめ
「お粥はすぐ腐る?作り置きのコツ」についてお話してきました。
最後にポイントをまとめます。
・特に梅雨時期や夏場に注意
・常温保存は腐りやすいので避けよう
・お弁当に入れる時はしっかりと冷ましてから
・冷凍保存が日持ちするのでおすすめ
お粥は普通のご飯に比べて腐りやすいのですね。
わたしはお粥大好き人間なので、作り置きする時は保存方法には気をつけたいと思います♪