冷蔵庫に常備されているものといえば…牛乳と卵がツートップだと思います。
しかし、賞味期限内に牛乳を飲みきれないことも多いですよね。
そこで今回は、
・腐った牛乳の見分け方
・腐ってしまった牛乳の捨て方
について詳しく解説します。
「賞味期限切れの牛乳が冷蔵庫にある」「常温で保存してしまった」という方はぜひ最後までご覧くださいね。
牛乳が腐る時間(日数)は?
牛乳は10℃以下で保存する必要があります。
未開封であれば10℃以下で冷蔵庫にきちんと保存されている場合に限り、記載の賞味期限を超えてもすぐに腐ることはありません。
2〜3日は問題無く飲める場合がほとんどです。
しかし、牛乳を開封してしまうと劣化は一気に進んでしまいます。
開封後は賞味期限に関係なく、2~3日で飲み切るようにしましょう。
常温保存ではどれくらいで腐る?
牛乳は10℃以上のところで保存していると菌の繁殖スピードが早まります。
もともと牛乳は未開封であっても常温保存はできないものです。
季節によって室温が異なりますが、もし常温保存をしてしまった場合には、1日以内には腐ってしまうので飲まないようにしましょう。
牛乳が腐ったらどうなる?見分け方を解説
牛乳は腐るとどんな状態になってしまうのでしょうか?
腐った牛乳の見分け方を解説します。
見た目
牛乳は腐っていない状態では、サラッとした液体です。
しかし、腐るととろみがついてきて、腐敗が進むにつれてどんどんドロドロの状態になります。
さらに、分離してしまったりチーズやヨーグルトのように固まることも。
色は黄色っぽくなり、通常の白い牛乳ではなくなります。
臭い
食材が腐っているかどうかを判断するには臭いも重要です。
腐った牛乳は酸っぱい臭いや、通常とは異なる臭いがします。
変な味がする
牛乳を飲んでみて、苦みを感じたら腐っている可能性があります。
また、臭いが酸っぱくて味にも酸味を感じたら完全に腐っていますので、飲まないようにしましょう。
加熱する
牛乳を加熱した時、分離したりダマになると腐っています。
沸騰前に泡立ってしまうような状態も腐っているという証拠なので気を付けましょう。
牛乳はなぜ腐る?
普段飲んでいる牛乳は、牛から絞った生乳を殺菌処理して作られています。
殺菌していない生乳には、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌などお腹を壊してしまう細菌が含まれていますが、工場で殺菌処理することにより有害な菌は死滅します。
ただし、殺菌といっても全ての菌を死滅させられるわけではなく、牛乳を常温保存したり開封することで残っている細菌の活動が活発になってしまうんです。
また、牛乳の栄養分や水分を餌にすることで菌はどんどん増殖してしまいます。
残っていた細菌が繁殖してしまうと牛乳のたんぱく質が固まり、分離するなど品質が変化してしまうのです。
開封したらしっかり冷蔵庫で保存し、早く飲み切るようにしましょう。
賞味期限切れの牛乳は加熱すれば飲める?
牛乳が腐る原因が菌ならば、加熱して菌を殺したら飲めるようになるのでしょうか?
賞味期限が切れて3日以内で腐っていない状態であれば、高温で一定の時間温めることで安心して飲めるようになることもあります。
ただし、牛乳は傷みやすい食材です。
加熱しても賞味期限が切れてしばらく経ったものや、腐ってしまったものは加熱しても飲むことができません。
腐った牛乳の捨て方
牛乳が腐ってしまった場合、どのように捨てればいいのでしょうか?
腐った牛乳の捨て方は、牛乳の状態によって変わります。
それぞれ見ていきましょう。
サラッとしている場合
牛乳がサラッとしている場合には、キッチンに流せばOKです。
牛乳をそのまま流してしまうと、流した先は大丈夫なのか不安になりますよね。
でも、牛乳1~2本ぐらいならそのまま流しても特に問題はないようです。
ドロドロしている場合
牛乳が腐ってドロドロになっている場合には、新聞紙やクッキングぺーパーで吸わせて燃えるゴミで捨てます。
ドロドロになっていると、排水口に流しても流れないからです。
固まっている場合
牛乳が腐って固形になっている場合には、こちらも燃えるゴミとして捨てることができます。
固形状態の牛乳をそのままビニール袋に入れて口を閉めるなど、漏れないように捨てましょう。
まとめ
牛乳に記載されているのは賞味期限ですから、期限が切れてもおよそ3日以内であれば飲める可能性は高いと分かりました。
ただし、開封済みのものは傷みやすいので、賞味期限に関係なく早めに飲んだ方がいいですね。
また、牛乳が完全に腐った時は見た目や臭いに変化が出てきます。
いつもと少しでも違うと感じたら、飲まないようにしましょう。