せっかく作ったチーズフォンデュが固まったり、分離したりということありませんか?
チーズフォンデュって成功させるのが意外と難しいんですよね。
そこで今回は、
・分離するのはなぜ?
・失敗した時の対処法
・リメイク方法
について詳しく解説していきますので、参考になれば嬉しいです。
チーズフォンデュが固まる理由は?
「チーズフォンデュが固まってしまう!」
そんな時は、次の4点に当てはまっていないかチェックしてみてください。
※2~3人前の目安はチーズ200~300gに対して、白ワインが100~120cc、牛乳の場合は120~200ccです。
使うチーズによっても質感は異なりますし、チーズがもっちりと伸びるタイプやさらっとしたタイプなど好みもあるかと思います。
分量ぶんが溶けたところでチーズや水分を少しずつ加え、好みの固さに調整してください。
②水分(白ワイン・牛乳)が温まっていないうちにチーズを入れていた。
※チーズの種類によって溶ける温度は様々です。
牛乳は沸騰する少し前のふつふつと小さな気泡が出るくらい。
ワインであればアルコールを飛ばす意味も込めて一度沸騰させた後、弱火にしたタイミングでチーズを少しずつ入れ始めてください。
③チーズを一度に全量入れてしまった。
④白ワインのアルコールを飛ばしていなかった。
チーズフォンデュが伸びない理由は?
思ったようにチーズが伸びない……。
そんな時は次の2点をチェックしてみてください。
①水分(白ワイン・牛乳)に対してチーズが少なすぎる。
②チーズフォンデュに向いているチーズを使っていない。
「チーズの種類がよくわからない」という場合は、チーズフォンデュ用にミックスされたものも売っていますし、ピザ用チーズでもチーズフォンデュは出来ます。
手軽にチーズフォンデュを楽しむ方法として、「ホワイトソース(シチューのルーでも可)にピザ用チーズを溶かす」といった方法でもOKです。
チーズフォンデュが分離する理由は?
①チーズに片栗粉やコーンスターチをまぶしていなかった
②温度が下がってきてチーズが固まった
※厳密にはチーズ(脂)が、牛乳やワイン(水)に溶けることはありません。
分子の細かくなったチーズが水分を浮遊しているだけです。
そのままでは分離してしまうため、分離を防ぐため片栗粉やコーンスターチを使います。
上記の2点が分離の理由として考えられるほか、固まる・伸びない理由としてご紹介した6点も分離の原因となることがあります。
チーズフォンデュが失敗した時の対処法
チーズが分離してきた場合は、下記の方法を試してみてください。
→脂(チーズ)と水(牛乳やワイン)の分離を片栗粉のトロミでつなぎます。
・重曹をレモン果汁に溶かしたものを作り、少しずつチーズに加える
→レモン果汁に含まれるクエン酸と重曹の働きにより、チーズが乳化します。
食べている途中で固まってきてしまった場合は、牛乳やアルコールを飛ばした白ワインを人肌ほどの温度に温め、少しずつ加えてください。
チーズフォンデュが冷めたらどうする?
冷めてくるとどうしてもチーズが固まってしまいます。
温めながら食べるのが難しい場合は、途中で電子レンジにかけられる器を使うようにしましょう。
もし途中での温めなおしが難しい状態で食べるのであれば、冷めても美味しく食べられるチーズフォンデュのレシピもあるので参考にしてみてくださいね。
参考レシピ:冷めてもいける♪チーズフォンデュ
チーズフォンデュのリメイク方法
チーズフォンデュのトロトロチーズが残っても、色んな料理にアレンジ可能です。
・濃厚カルボナーラ
・じゃがいもやかぼちゃのポタージュに加える
・厚切りの食パンに切れ目を入れ、余ったチーズフォンデュベースをかけてオーブンまたはトースターで加熱
・ローストしたじゃがいもとベーコンに、アツアツにしたチーズフォンデュベースをかける
・オムライスのソース代わりにかける
まとめ
「チーズフォンデュが失敗する原因と対処法」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・チーズフォンデュが失敗したときは、牛乳に片栗粉を溶いたものを入れたり、重曹やレモン果汁を使う
・冷めた時のために、電子レンジで加熱できる容器を使うのもひとつの方法
・余ったチーズフォンデュはグラタンやリゾットなどにアレンジ
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