ガムをつい飲み込んじゃったり、飲み込む癖がついていることありますよね。
でも、ガムは消化できないので「体に良くない」といった噂を聞きました。
たしかに飲み込んだ後は、お腹のあたりに違和感があるような(^-^;
そこで今回は、
・飲み込む癖は治さなくていいの?
・ガムの食べ過ぎ
について詳しく解説していきますので、参考になれば嬉しいです。
ガムを飲み込むと太る・便秘・盲腸になる?
結論として、たとえガムをうっかり飲み込んでしまっても体に害はないんです。
よく噂されている「太る・便秘・盲腸(虫垂炎)」といった症状に「飲み込んだガムが直接の原因となっている」という科学的根拠もありません。
ガムをかんだ後に残るガムベースは水や唾液に溶けないので、体内に摂り込まれても消化吸収されることなく排出されます。
飲み込んでしまってから排出されるまでの期間ですが、これは個人差があるようです。
実は体調以外にも影響がでる可能性がある?
最近のガムベースの主成分は、酢酸ビニル樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンなどです。
エステルガム・・・マツの樹液(松脂)を加工して作る
ポリイソブチレン・・・合成樹脂の一種
これらのガムベースは胃の中で分解されないばかりか、自然の中でも分解されることもないんです。
体内から排出された後もガムのまま。
「ガムはプラスチックのようなもの」との説もあり、環境汚染が心配されています。
ガムを飲み込む癖は治さなくても大丈夫?
太る・便秘・盲腸(虫垂炎)といった症状に「ガムを飲み込むこと」が関係する医学的根拠はありません。
ただし、消化の悪い食べ物と体内のガムがくっついて、子どもが腸閉塞を起こした症例がアメリカではあるようです。
この症例は子どもですが、健康のことを考えると大人であってもガムは飲み込まない方が良いかもしれませんね。
ガムの食べ過ぎにも要注意
キシリトールガムは食べ過ぎると下痢になってしまいます。
わたしも何個もキシリトールガムを食べた日に、お腹が緩くなった経験が(^-^;
目安となるキシリトールの1日の摂取量は5~10gで、キシリトールガムだと4~8粒になります。
ただし、キシリトールに対する分解酵素の量は体質によって異なるため、人によっては2~3粒でもお腹が下ってしまう場合もありますのでご注意くださいね。
また、キシリトール以外の人工甘味料(スクラロースなど)の場合も、一度にたくさん摂るとお腹が下ることがあります。
そして、ガムにはカロリーはほとんどないと思ってしまいがちですが、ガムにもカロリーと糖質は含まれています。
商品によって異なりますが、ノンシュガーのものでも1粒あたり2~5カロリーほど。
少量であれば気にならない程度のカロリーですが、ダイエット中でも大量に摂取するのは控えた方が良さそうですね。
まとめ
「ガムを飲み込む影響」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・ガムは分解されないので環境への汚染が心配されている
・アメリカでは消化の悪い食べ物とガムがくっつき、腸閉塞を起こした例も
・ガムだけを飲み込むリスクはないが、色々な影響が考えられるので飲み込むのはほどほどに
「ガムを飲み込むのって体に悪そうだなぁ」と思っていましたが、そのまま排出されるようですね。
とはいえ、アメリカでの例もありますし「ガムは噛んだら包み紙に包んで捨てる」これを心がけたほうが良さそうです。
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