牛乳を飲み過ぎるデメリットは?太る、下痢など影響を解説

牛乳

栄養豊富な牛乳。誰にとっても身近な飲み物ですよね。

でも、以前から牛乳は「体にいい・悪い」どちらの説もあります。

また、飲みすぎると太るので、ダイエット中は牛乳を控えている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は「牛乳を飲み過ぎるデメリット」について詳しく調べてみました。

一日の適量も解説するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

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牛乳を飲み過ぎると太るの?

牛乳とコップ

牛乳は栄養が豊富にふくまれた飲み物です。

<牛乳200mlあたりの栄養素>
カロリー……133kcal
炭水化物……9.6g
たんぱく質……6.5g
脂質……7.6g
カルシウム……227mg

その栄養価の高さから「牛乳は栄養価が高い=高カロリー」と誤解されているようです。

ヘルシーと言われている豆乳(200mlあたり132kcal)と比べても、カロリーに違いはほとんどありません。

ただし、どんな食材でもそうですが、食べ過ぎや飲み過ぎは太ります。水やお茶のようにがぶがぶ飲んでしまうのはNG!

牛乳が特別に太るわけではなく、飲み過ぎは太るということですね。

1日の摂取カロリーの範囲内であれば問題なしです。

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牛乳を飲み過ぎると下痢になる?

まず、飲みすぎではなくても、牛乳を飲むと下痢になる「乳糖不耐症」という症状があります。

腹痛

この症状は、牛乳に含まれる「乳糖」が上手く消化吸収できないため起こります。

牛乳を飲むと下痢や「お腹の調子が良くない」と悩んでいる方は、乳糖不耐症かもしれませんね。

また、乳糖不耐症でなくても、牛乳を一度にたくさん飲むことで乳糖を分解するラクターゼの分泌が間に合わず、下痢などの症状を引き起こすこともあります。

そして「少量でも、温めて飲んでもお腹の調子が悪くなる」という方は、牛乳アレルギーの可能性も。

牛乳で下痢を起こすのは飲み過ぎ、乳糖不耐症、牛乳アレルギーなど色々な原因が考えられるということですね。

その他の牛乳を飲み過ぎるデメリット

牛乳にほとんど含まれていない栄養素のひとつに「鉄分」があります。

特に小さな子どもの場合は牛乳でお腹がいっぱいになってしまって、食事をあまり食べられなくなってしまうこともありますよね。

そうすると、1食分の鉄分を補うチャンスを失うことになってしまうんです。

あまりに続くと、エネルギーやたんぱく質などは摂取できているのですが、圧倒的に鉄分が足りず、貧血の症状を引き起こす可能性があります。

牛乳を飲ませる場合は、食事に差し支えない量に調節することをおすすめします。

また、カルシウムを過剰に摂取してしまうと体内で鉄分の吸収が阻害され、飲み過ぎによる鉄分不足になってしまう可能性もあります。

もともと鉄分が不足しがちな女性は特に注意したい点です。

いずれも一度に大量に飲まなければ影響はないので、飲みすぎないことが大切。

最近では鉄が加えられた牛乳も販売されているので、そういったものを購入してみてもいいですね。

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飲みすぎにならない!牛乳の一日の適量は?

牛乳とピッチャー

牛乳100mlに含まれるカルシウムの量は約110mgです。

1日に必要なカルシウムは幼児は約450~600mg、成人は約650~800mgですが、他の食品からもカルシウムはとっているため、必要量の全てを牛乳で補う必要はありません。

牛乳の1日の摂取量については、どの栄養素に焦点を置くかで様々です。

カロリーやカルシウムの面から考えると飲みすぎにならない量は、1日にコップ1~2杯(200~400ml)程度が良いでしょう。

牛乳のメリット

牛乳はカルシウムだけではなくアミノ酸スコアの高いたんぱく質や、リン、ビタミンA・B2なども含んでいるため、美容や疲労回復への効果も期待できます。

また「ダイエットのために」と牛乳を避ける方もいますが、牛乳を飲むと食後の血糖値が抑えられるので、適量であればむしろダイエットのサポートを期待できるんです。

最近では「牛乳や乳製品の摂取は糖尿病・高血圧・メタボリックシンドロームのリスクを低下させることが大規模調査によってわかった」という内容の論文が2020年5月、世界的な医学誌『ブリティッシュメディカルジャーナル(BMJ)』に掲載されました。

総合的に牛乳は飲みすぎなければ、体にメリットが沢山ある飲み物といえるでしょう。

牛乳を飲み過ぎるデメリットは?まとめ

牛乳を飲み過ぎるデメリットについてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・「牛乳は栄養価が高い=高カロリー」は間違いだが、飲み過ぎると太る
・牛乳の飲み過ぎは下痢を引き起こすこともある。体質的なアレルギーや乳糖不耐症の可能性も
・その他のデメリットとして鉄分不足も挙げられる
・飲み過ぎなければダイエットや美容、疲労回復への効果が期待できる


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