塩気のあるシラスはご飯にぴったりなだけでなく、カルシウムも豊富に含んでいます。
しかし、「しらすの食べ過ぎは体に悪い」と耳にしました。
やはり塩分が多いからでしょうか。
そこで今回は「しらすの食べ過ぎが与える影響」について詳しく調べてみました。
一日の摂取量も解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
しらすの食べ過ぎは体や健康に悪い?毎日たべるのはダメ?
しらすはコレステロールや塩分が高いため、食べ過ぎは体によくないんです。
毎日食べること自体は問題ないのですが、量には注意しましょう。
また、しらすは『生しらす』『釜揚げしらす』『ちりめんじゃこ』と色々な種類がありますね。
すべてに共通しているのは、「コレステロールが高い」「塩分が多い」の2点です。
その中でも、生しらすは「コレステロール含有量が多い」といわれています。
血液中のコレステロールの値が高いと、
・心筋梗塞
・脳出血
などの病気が起こりやすいとされているので注意が必要です。
※コレステロールの1日の摂取量は決められていませんが、コレステロール値が高い人は1日あたり200mg未満に制限した方が良いとされています。
また、釜揚げしらすとちりめんじゃこの100gあたりの塩分・カロリー・プリン体量を比べてみました。
塩分 | カロリー | プリン体 | |
釜揚げしらす | 2.1g | 158kcal | 471mg |
ちりめんじゃこ | 6.6g | 206kcal | 746mg |
健康のための塩分の1日当たりの摂取量目安は6~7g未満、プリン体の1日当たりの摂取量の目安は400mgまでとされています。
このことから、しらすに含まれる塩分もプリン体も多いことが分かります。
塩分の過剰摂取は、高血圧、動脈硬化、腎臓病、尿路結石などの病気を起こすリスクを高めてしまいます。
また、血圧のほか腎臓や胃に負担をかけてしまうので、食べ過ぎてはいけないのです。
プリン体は生命活動に必要なものですが、過剰摂取してしまうと血清尿酸値の上昇だけではなく、高尿酸血症や痛風発症リスクを上昇させてしまいます。
しらすの一日の摂取量は?
しらすの1日の摂取量は約25g、ちりめんじゃこは約8gです。
しらすやちりめんじゃこに含まれる塩分量やプリン体の量から考えると、体に影響が少ない目安量です。
ただし、他の食事にも塩分が含まれるため、しらすを食べたいときは他の食事を調整するようにしてください。
ちなみに、7か月以降の赤ちゃんや子供にしらすを食べさせるなら1日の摂取目安量は、小さじ1程度が良いでしょう。
そして、生後12か月以降の離乳食完了期までは、しらすに熱湯をかけて塩抜きするようにしてください。
しらすの体にいい効果について
しらすには、
・カルシウム
・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンB12
・マグネシウム
・タウリン
・エラスチン
・セレン
などの栄養素が含まれており、適量を心がければ体にいい効果をもたらしてくれるんです。
しらすには100gあたり約260μgのDHAが含まれています。
記憶する力や判断する力を促進させたり、アルツハイマー型認知症の予防が期待できます。
また、血流や視力をよくする効果も。
そして、カルシウムは骨や歯を作る成分で、しらす小皿ひとさらあたり約36mgのカルシウムが含まれています。
カルシウムは、骨粗しょう症の予防や子どもの成長には欠かせないものです。
また、しらすに含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きを持っています。
他にも、
・貧血の予防
・二日酔い防止
・疲労回復
・アンチエイジング効果
などの効果が期待され、しらすを上手く食事にいれることで様々なメリットがあるといえるでしょう。
しらすの食べ過ぎは体に悪い? まとめ
「しらすの食べ過ぎは体に悪いのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・しらすの摂取量は1日で約25g、ちりめんじゃこは約8gがおすすめ
・デメリットだけでなくメリットもあるので、しらすを上手く食事にとりいれよう
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