ドラッグストアで手軽に購入できるハッカ油。
鼻詰まりや虫除けに使えて、最近ではマスクの清涼剤としても注目されています。
そんなハッカ油は赤ちゃんに使っても影響ないのかを詳しく調べてみました。
また、床の拭き掃除やお風呂はOKなのか紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ハッカ油は赤ちゃんに使っても影響ないの?鼻詰まりや虫除けには?
ハッカ油は天然由来の商品ですが、刺激が強いため肌や粘膜がまだまだ弱い赤ちゃんには使わないほうが良いんです。
大人でも肌が弱い人はかぶれることもあり、わたしもマスクの清涼剤として使った時は鼻の下がヒリヒリとしました。
もし、どうしても赤ちゃんの鼻詰まり改善のために使いたいときは、蒸しタオルにハッカ油を1滴垂らし、蒸気を吸わせるかたちにします。
また、お湯をいれたコップに2~3滴ほどハッカ油を垂らして、部屋においておくだけでもスーッとした香りで鼻が通ることもあるんですよ。
蚊などの虫よけとして使いたいときは、薄めたハッカ油をベビーカーや洋服にスプレーします。
直接、肌にはスプレーしないようにしましょう。
そして、ハッカ油を使うときは、赤ちゃんだけでなく妊婦さんも注意が必要です。
ハッカ油に含まれるエルメントンという成分は、血圧上昇や神経毒性作用、月経を促す作用があり、最悪の場合は流産のリスクを高めてしまいます。
そのため、妊娠中だけでなく出産後であっても授乳中は使用をさけたほうが良いといわれているんです。
また、ハッカ油には冷却作用があります。
妊娠中は体を冷やさないことが大切ですから、そういった面からも使用は見合わせたほうが良いでしょう。
赤ちゃんがいるけどハッカ油は床の拭き掃除に使える?
床の拭き掃除をする時は、基本的にハッカ油は水で薄めてつかいます。
除菌効果があり、爽やかな香りでスッキリしますね。
しかし、赤ちゃんのいる家では、ハッカ油を用いての掃除は注意が必要です。
拭いた直後ですと床が少し濡れた状態なので匂いが部屋全体に充満していますし、できるなら床を完全に乾かしてから赤ちゃんを部屋に入れましょう。
乾燥していれば赤ちゃんへの影響はさほどありませんが、成分が残った状態だと刺激が強すぎる可能性があります。
また、暑い夏にハッカ油を入浴剤にして使うときもありますが、赤ちゃんの肌は敏感なので控えたほうが安心です。
刺激が少ないハッカ油スプレーの作り方
刺激の少ないハッカ油スプレーの作り方を紹介します。
・ハッカ油
・無水エタノール 10ml
・精製水 90ml
・スプレーボトル
【手順】
1.スプレーボトルに無水エタノールとハッカ油を3〜5滴入れる
(通常のハッカ油の量は10滴程度です。)
2.蓋を閉めてよく混ぜる
3.精製水を入れ混ぜ合わせて完成
ハッカ油の効能について
ハッカ油には、冷却や防虫効果以外にもさまざまな効能があります。
【抗菌効果】
ハッカ油に含まれるメントールには、抗菌・抗ウイルス効果があり、カビやダニを防ぎます。
【覚醒効果】
メントールの香りは情緒を司る扁桃体や自律神経を穏やかにし、リラックスさせてくれます。
また、神経を鎮静させる働きもあるため、眠気やストレスにも効果ありです。
ハッカ油の赤ちゃんへの影響 まとめ
「ハッカ油は赤ちゃんにつかえるのか?」をお話してきました。
ポイントをまとめます。
・鼻詰まりや虫除けに使いたい時は、原液ではなく薄めてタオルや洋服につける
・妊娠中や授乳中の方もハッカ油の使用は控えた方がよい
・床掃除につかう場合は、拭いた後に床を完全に乾かすようにする
・もし誤飲してしまったら、すぐに病院へ。「どれくらいの量を飲んでしまったか」など情報は全て伝えよう
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