ほどよい苦みと爽やかな飲み心地の烏龍茶。ハマって常飲している人も多いのではないでしょうか。
油っこい料理の時には、口をさっぱりさせる効果もあります。
ただし、烏龍茶の飲み過ぎは貧血や胃痛を招くらしいんです。
そこで今回は、烏龍茶を飲み過ぎるリスクと適量や最適な飲み方について詳しく調べてみました。
「烏龍茶をよく飲むよ」という方の参考になれば嬉しいです!
烏龍茶の飲み過ぎは良くないの?気になるデメリットを紹介
烏龍茶を飲み過ぎると貧血・胃痛・腹痛(下痢)・頭痛・眠れないといった症状が出る事があります。
①貧血
烏龍茶の飲み過ぎで貧血になる原因は、カフェインとタンニンです。
カフェインは利尿作用があるため、体内のビタミンやミネラルを過剰に排出してしまう恐れがあります。
また、血管を収縮させる作用もあるので、血流が悪くなり貧血になってしまうんです。
それに加えてタンニンも、ミネラル類の吸収を阻害する働きがあるので、鉄欠乏性貧血を招いてしまう恐れがあります。
②胃痛、腹痛、下痢
胃やお腹のトラブルは、カフェインとタンニン・カテキンによるものです。
カフェインとタンニンは胃液の分泌を促進させる働きがあるので、空腹時や飲み過ぎると胃を保護する粘膜が荒れてしまい、胃痛や腹痛を引き起こします。
また、緑茶ほどカテキンが含まれているわけではありませんが、カテキンの殺菌作用が胃腸が弱い人には強くあたって下痢になってしまうようです。
➂頭痛
頭痛は烏龍茶のカフェインによるものです。
カフェインには利尿作用があるので、過剰に水分を排出してしまう恐れがあります。
体内の水分が減ると血液がドロドロし、脳の血流が滞ることで頭痛が起きてしまうんです。
④眠れない
烏龍茶を飲み過ぎると「眠れない」といった不眠症状が出ることがあります。
これもカフェインによるもので、カフェインが中枢神経を刺激し、脳が興奮状態になってしまうからです。
烏龍茶のカフェイン含有量は100mlで約20mgと、コーヒーの約60mg、紅茶の約30mgと比べると多くありませんが、飲み過ぎるとその分カフェインも多くなってしまいます。
結果、不眠を招くというわけなんです。
他にも烏龍茶には糖尿病リスクがあるという研究結果や(ただし因果関係は不明との声も)、烏龍茶特有の脂分を流す効果で喉が痛くなるといったデメリットがあります。
烏龍茶の飲み過ぎ注意!適量や効果的な飲み方は?
烏龍茶は毎日飲むのが良くないわけでなく、飲み過ぎがよくないだけです。
ですから、適量を心がけましょう。
胃を保護するために空腹は避け、毎日なら食事中にコップに1杯ほど飲むのがベストです。
食事中であれば、脂質の吸収を抑えてくれる効果も期待できるので一石二鳥ですね。
また、烏龍茶といえば冷やして飲むのが一般的ですが、血流を良くするため常温や温めて飲むのがおすすめです。
烏龍茶の効果効能を紹介
烏龍茶の最大の効果といえば、脂の吸収を抑えてくれることです。
烏龍茶に含まれるウーロン茶ポリフェノールには、脂質の分解や吸収を抑制する作用や、中性脂肪・コレステロールを減少させる効果があります。
また、デメリットにもなり得るカフェインですが、適量なら水分を排出してくれるので、むくみの対策にもなるんです!
太るのが気になる方には、嬉しいお茶ですね。
烏龍茶の飲み過ぎは良くない? まとめ
ここまで烏龍茶の飲み過ぎについてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・飲み過ぎのデメリットは、貧血・胃痛・腹痛・下痢・頭痛・眠れないなどといった症状が出ること
・食事中にコップ1杯だけがおすすめの飲み方
・烏龍茶の最大のメリットは、脂の吸収を抑えてくれること
さっぱりとして美味しい烏龍茶ですが、空腹時に飲んだり喉が渇いた時に飲むものではないと分かりました。
体への負担を減らすため、食事中に一杯だけ口直しに飲みたいと思います!