「長芋が赤くなってる!」
少し時間が経った長芋が変色していることありませんか?
赤いのはカビなのか、食べて問題ないのかよく分かりませんよね。
皮や切り口が赤くなっていたり、色々なパターンがあります。
特にすりおろしたものが赤くなっていると、見栄えが良くないので食卓に出していいものか迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、今回は長芋が赤い原因と食べてもOKなのかを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
長芋が赤い原因は?カビ?
長芋の皮が赤くなったのは、直射日光に当たり過ぎた事が原因です。
カビではないのですが、赤くなると調理の際の灰汁(あく)となり、刺激が強い状態となります。
また、皮だけでなく切り口が赤く変色することもありますよね。
切り口の色の変化は、カットした部分が空気に触れた結果、長芋に含まれるポリフェノールオイシターゼが酸化して起こるものです。
すりおろした長芋も同じ理由で、赤くまたは茶色っぽくなります。
赤いのはカビではないとお伝えしましたが、中には腐っている場合もあります。
赤さに加えてぶよぶよしていたり、カビくさい臭いがあったら傷んでいると判断して良いでしょう。
購入した日が浅く固さもしっかりしてるなら、赤くても腐っている可能性は低いです。
長芋が変色しても食べられるの?
直射日光や酸化による変色であれば食べることはできますが、灰汁が強いため、えぐみを感じることがあります。
基本的に体に影響はないですが、ピリピリとした刺激を感じる方もいるでしょう。
もし色が気になるなら、いつもよりも厚めに皮を剥いて調理すると良いですよ!
切り口の変色だったら炒めものや煮物に、すりおろしの場合はお好み焼きのつなぎとして入れることで、えぐみが気にならなくなります。
火を通す料理がおすすめです。
長芋の賞味期限の目安は?
長芋の賞味期限は、およそ1ヶ月ほどです。
ただし、丸ごと1本を適切に保存した場合に限ります。
丸ごと1本を新聞紙でくるんでポリ袋に入れ、野菜室で保存することです。
また、家庭での実践は難しいかもしれませんが、直射日光を避けた涼しい場所でおがくずや土の中に入れて保存すると約3か月は日持ちします。
カットした長芋であれば、切り口が乾燥しないようラップやキッチンペーパーで包んで、野菜室保存すると約1週間ほどの賞味期限となります。
すでにすりおろした場合は、密閉容器に入れて野菜室で保存すると、カットした長芋と同様に1週間ほどの日持ちです。
長芋は冷凍できるの?
カットやすりおろした長芋は冷凍できます。
冷凍すれば、どちらも1ヶ月ほどと更に長持ちするんです!
・すりおろした長芋は変色防止に酢を少し入れ、1回分ずつ冷凍用保存袋に入れる
・カットした長芋は酢水に10~15分ほど漬けて、キッチンペーパーで水気を拭き取り、小分けにしてラップに包み冷凍用保存袋に入れる
長芋が赤くなるのを防ぐ方法を紹介
長芋の変色を防ぐには、上記でも紹介したように酢がおすすめです!
酢に漬けることで酸化酵素の働きを抑え、赤くなりにくい状態を作り出せます。
カットした山芋なら、酢水に漬けなくても切り口に数滴ほど振りかけるだけでも有効ですし、すりおろしだったら酢を混ぜるだけ。
手の痒みの原因となるシュウ酸カルシウムも酢によって中和されるので、一石二鳥というわけです。
もし酢がなければ、塩水でも構いません。
塩水に漬けることで灰汁が抜け、変色を防ぐ効果があります。
新鮮な長芋の選び方について
長芋を丸ごと購入する時は、まっすぐ伸びていて太さが均一なものを選びましょう。
また、表面にキズがないかもチェックします。
キズがあるとそこから傷みやすいからです。
カットされている長芋だったら、切り口が白く瑞々しいかを見ましょう。
変色しているものだと収穫から時間が経っています。
長芋が赤くなる原因 まとめ
長芋が赤くなっているのは、保存状態によるもので大抵はカビではありません。
カビか傷んでないかの見分け方は、色の他に感触や臭いなど総合して確かめます。
腐ってない場合は赤くても食べる事は出来ますが、灰汁が強いので注意してください。
長芋が赤いと食卓に出しずらいと思ってしまいますが、酢を使えば変色防止も出来ますので、ぜひ試してみてくださいね!