砂糖が腐る条件は?賞味期限と捨てる時の見分け方

砂糖

砂糖は基本的に腐ることのない調味料です。

とはいえ、どんな条件でも傷むことってないんでしょうか。

そこで今回は、

・砂糖は本当に腐らない?賞味期限は?
・傷みやすい条件
・捨てる時の目安
・古い砂糖の使い道

について詳しく解説します。

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砂糖は腐る?腐らない?

砂糖は腐る?

砂糖は品質の劣化はあっても、腐ることはありません。

そもそも「腐る」という現象は、ほとんどが微生物の繁殖によって引き起こされます。

砂糖は塩と同じように微生物から水分を奪う性質があるため、結果的に微生物が繁殖できない状態にしてしまうんです。

なので、砂糖が腐ることはないんですね。

砂糖の未開封・開封済みの日持ちは?

砂糖には賞味期限や消費期限の記載がありません。

これは、砂糖が腐りにくい食品だからです。

未開封ならば購入してから10年でも使える場合がありますが、製品が劣化している恐れもあるため少しでも異常があったら使用はやめましょう。

開封済みの場合も保存状態が良ければ10年経過していても食べられますが、湿気ていたり以下でお話するようにダニがつくことがあります。

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砂糖にダニが湧く?

色つきの砂糖

保存方法が悪かったり砂糖の種類によっては「サトウダニ」が発生します。

サトウダニが発生してしまう種類は、

・黒砂糖
・三温糖(さんおんとう)
・中白糖(ちゅうはくとう)
・和三盆(わさんぼん)

などの色のついた砂糖です。

これらはサトウダニが繁殖するために必要なミネラルといった栄養分が豊富。

高温多湿の場所で保管すると、容器に入れていても繁殖してしまいます。

砂糖が傷みやすい条件

砂糖が傷む条件

砂糖が傷みやすくなる条件は「湿気」と「温度」です。

砂糖は、一度抱え込んだ水分をなかなか離さない保水作用があります。

ですから、湿気が多い場所に置いておくと砂糖の分子と水分が結合し、サラサラした状態ではなくなってしまいます。

湿気を防ぐためにも保存するときは密閉容器に移しましょう。

そして、気温が高かったり温度変化が激しい場所も劣化に繋がります。

例えば、コンロ周りに砂糖を置く方も多いと思いますが、調理の際に砂糖に熱が伝わってしまいます。

暑いのは砂糖にとって良くありません。

コンロ周りや日光が当たらない冷暗所での保存がおすすめです。

ジャムは腐る?

砂糖を沢山つかうジャムですが、果物など色々な材料が入っています。

なので、砂糖とは違い腐ってしまうんです。

糖度や容器(瓶詰め・紙カップ)によって賞味期限は異なり、大抵は6ヶ月~2年に設定されています。

また、手作りジャムだと保存料が入っていないので、さらに腐りやすくなります。

食べきる目安は約1週間です。

砂糖が茶色いのは腐ってる?

上白糖なのに砂糖が茶色になってしまうことありませんか?

砂糖が茶色くなる原因は主に2つです。

1つ目が『メイラード反応』によるもの。

原料由来のアミノ酸と糖が反応して起こる自然現象のため、この場合は甘さも変わらず食べることができます。

2つ目は『何らかの汚染』によるもの。

何らかの物質が砂糖に染みてしまっている恐れがあります。

はっきりとした原因が分からないので、食べないほうが良いでしょう。

それぞれの見分け方ですが、砂糖全体が茶色ければメイラード反応、部分的であれば汚染の可能性が高いです。

☆砂糖から酸っぱい臭いがする時は?
これも腐っているわけではありません。
酸っぱい臭いは乳酸が発生してるだけなので、食べても大丈夫。
他にも、白砂糖は「臭いがつきやすい」性質を持っているので、何かの臭いが移った可能性もあります。

砂糖を捨てる時の目安

砂糖を捨てる目安は2つです。

  • 湿気で溶け出ている
  • 変色している

湿気で砂糖がサラサラではなくなり、ドロドロと溶け出している状態は砂糖が傷んでいる証拠です。

塊になっているだけだったら使えますが、溶け出しているようなら廃棄しましょう。

そして、部分的に変色している場合も汚染されている可能性があるので、捨てたほうが安心です。

古い砂糖の使い道は?

「古い砂糖を食べるのに抵抗がある」という方は、衣類の汚れ・水筒の臭い・調理の時に手についた脂とりに活用することをおすすめします。

衣類に絵の具やコーヒー・草刈りなどしてついた草の汁が付いたとき、洗濯機だけではなかなか落ちませんよね。

そんな汚れには、以下の方法を試しましょう。

大さじ2杯程度の砂糖に水を加える→ペースト状にしたものを塗り込む→そのまま1時間半ほど置く

そのまま普段通り洗濯するだけで、綺麗に汚れが落とせます。

また、においを吸い込む性質を利用して、水筒の臭いを取ることもできます。

角砂糖を1~2個ほど完全に乾いた水筒に一晩入れておくだけ。

角砂糖

どうしても臭いが気になる時に試してみてくださいね。

他にも、ハンバーグを作った際に手についた脂がなかなか落ちない時は、小さじ2の砂糖で手を洗いましょう。

さらに仕上げに石鹸で洗うと、しつこい脂も簡単に取ることができます。

まとめ

「砂糖は腐るのか、賞味期限は?」についてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・砂糖は基本的に腐らない
・賞味期限や消費期限は設定されていない
・捨てるサインは「ドロドロに溶けている」「部分的な変色」


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