こんにちは、mikuです。
9歳の娘の足の裏の汗疱に長年、悩んできました。
3歳の保育園入園とほぼ同時期くらいに発症。
汗疱はあかぎれになりやすいので化膿すること数回。
化膿しているのに子供はじっとしてないし「かゆい、かゆい」と言うし、親として先の見えない日々でした。
皮膚科にも行き、市販薬も試し、漢方を飲んでと、どれだけ治すためにお金と時間と労力をかけてきたことか。
周りの子で汗疱に悩んでる子はいないのに、何でうちだけ……。
本当に病みそうでした。
で、やっとやっと治ったんです。
今回は、そんな「子供の汗疱が治った方法と経緯について」シェアしていきます。
汗疱の原因を簡単に説明
娘の場合は足の裏でしたが、手のひらに出る子のほうが多いです。
汗疱の原因は、足の裏&手のひら共に、
- アトピーによる肌の荒れ(肌が硬くなって汗が表面に出て来ず、内部に溜まってしまう)
- 鼻炎もち
- 金属アレルギー(銀歯、豆類やチョコや香辛料などの食べ物)
- 多量の汗をかく
- 蒸れ
など。
汗疱の嫌なところは、個人それぞれで原因となるものが違うこと。
ある人は鼻炎が汗疱の原因になっている、ある人は金属アレルギーが原因。
病院に行っても結局なにが諸悪の根源か分からないことも多く、自分で突き止めるしかありません。
原因さえ分かれば手が打てるんですけどね。
子供の汗疱が治った方法と、それまでの経緯
娘の汗疱が治ったのは、意識して蒸れないようにしたからです。
と、その前に蒸れが原因だと突き止めた経緯を説明しますね。
汗疱になったきっかけ
娘の汗疱発症は3歳。
裸足保育で常に裸足、靴を履くのも裸足。
もとから肌が弱い娘の足の裏の皮膚は、刺激によって弱っていきました。
それで最初は親指の腹があかぎれになったんです。
で、絆創膏を貼っていたんですが、なんせ床につく場所なんですぐ剥がれる。
しかも絆創膏まけして剥がす時に、皮も一緒にむけてしまう。
対策としてあかぎれが治るまで、絆創膏を貼らずに靴下を保育園でも家でも履かせるようにしました。
あかぎれは治ったんですが、困ったのはそこから。
足の裏に赤い斑点が出来ました。
これが汗疱の始まりです。
ガサガサになって剥がれる皮膚
汗疱は、皮膚の中に水疱→炎症→しばらくするとガサガサ
といった経過を辿ります。
足の裏がガサガサになるとまたあかぎれが出来るので、また靴下を履くことに。
ずっと靴下生活です。
水疱期→ガサガサ期→穏やか期
のサイクルを1年中繰り返していました。
何をしても治らない汗疱の消滅
原因を突き止めようと皮膚科でアレルギー検査をしてもらっても、金属も食べ物も陰性。
先生が出してくれたステロイドも「塗らないよりはマシかな」程度。
また、鼻炎が原因かと耳鼻科に通ったけどダメ。
その他ビオチン・漢方など色々試してみましたが、どれも治りませんでした。
発症から5年。
お風呂上がりにステロイドを塗って靴下を履かせる生活を続けていたんですが、靴下を履かせたタイミングで、すぐさま「かゆい」って言いだすんです。
あれ?これって靴下で蒸れてて痒い?
と、ふと思ったんです。
ちょうどその時は「かゆい」といっても、ガサガサしている時期じゃなかったので、薬を塗った直後の30分だけ靴下を履かせて、あとは脱がせてみました。
少しでも蒸れる時間を少なくする作戦です。
それを1ヶ月続けると……
汗疱がだんだん出なくなった!
きっと良かれと思ってた靴下が蒸れて、娘には良くなかったんでしょうね。
汗疱が出来る頻度が減ってきて、皮膚も乾燥しなくなってきました。
そんなこんなで、汗疱のない状態をかれこれ1年維持出来ています。
臨機応変が汗疱治療のカギ
最初はあかぎれを治すために履き始めた靴下。
それが汗疱の原因となって、湿疹となり、皮が剥けるからまた靴下を履く。
悪循環です。
この悪循環を断ち切るには、タイミングを見て臨機応変に対応する必要がありました。
きっと靴下を脱がせる時に汗疱が酷ければ、またあかぎれになって「やっぱり履いてたほうが良いわ」となってたでしょうね。
たまたま状態が落ち着いてた時だったので、この作戦が上手くいったんです。
汗疱はコントロールが難しい病気だとつくづく思いました。
またこの方法は誰にでも通用するものでなく、蒸れや汗をかくことが原因で汗疱が出来る人に向けた対策です。
肌のタイミングを見て蒸れない心がけを!
ずっと悩んできた汗疱。
結局これが結論でした。
今まで試した子供の汗疱対策いろいろ
- ビオチン
- 漢方(五苓散)
- ステロイド(アンテベート)
- ワセリン
- ヒルドイド
- テオドランホワイトL
を試してきました。
この中で唯一「やらないよりはマシかな」と思ったのはステロイドだけです。
あとは娘には合いませんでした。
もちろん合う合わないは個人差がありますので、そこのところはご了承ください。
まとめ
うちの娘の場合は蒸れることが原因でした。
でも、中には「靴下・手袋を装着すると肌がしっとりして調子が良い」と感じる方もいます。
汗疱は本当にそれぞれ原因があり、治し方も全く異なります。
ただ一つ言えるのは「ずっと治らない」と思ってても、何かのきっかけでどんどん良くなるということ。
私も途方に暮れた時期がありましたが、娘の肌は信じられないくらい良い状態を維持しています。
汗疱治療は諦めないこと!
が、何より大切かもしれませんね。